今日もごちそうさまでした

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784757219533
  • NDC分類 596.04
  • Cコード C0095

内容説明

朝7時、昼12時、夜7時。失恋しても病気になってもごはんの時間にきっちりごはんを食べてきた。しあわせで、たのしくて、おいしい食べものエッセイ。

目次

私の愛するもの
春のうれしさ
正しい夏
その日から秋
冬を食べねば
とくべつな記憶

著者等紹介

角田光代[カクタミツヨ]
90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で99年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年路傍の石文学賞、03年『空間庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろんこ*勉強のため休止中

239
出来上がった料理のエッセイは比較的万人に受けると思う。対して食材に関するエッセイは無味乾燥なものが多い。だがこの本は旬の食材一つ一つの掘り下げ方が、立体的に感じられて面白かった。角田さんの語り口が時に辛口なのが効いている。好き嫌いが多かった人が食べられるようになる過程が活き活き描かれているところがいい。巻末のレシピも素敵。それにしても、肉・脂大好きな角田さん、男前だ。そして30歳になるまで、偏食家のまま世界中を旅していたのには驚いた。旅は味覚のストライクゾーンを広げると思っていたが、そうでもないんだなあ。2014/11/02

yoshida

115
角田光代氏の食にまつわるエッセイ。ちょっとずつ読んでいたら読了しました。加齢と共に食の好みにも変化がでますね。私も高校や大学時代は質より量でガッツリ系が好きでした。今は好きなものを少しずつ食べてますね。生牡蠣やお寿司、雲丹などの余り手のかからないものばかり。実家が田舎なので、夏に食べるトマトはとても甘くて美味しかった。そんな記憶を呼び起こすエッセイですね。鱧の回での名文、「夏も冬も秋も春も、これから何度もうんざりするくらいあると、若い人は無意識に思っている。それが若さの美しき傲慢だ。」。さすが角田光代氏。2015/01/17

あつひめ

105
あ~、角田さん、来年はとびっきりのアスパラを北の大地から送って差し上げたい。舌が肥えている訳ではないといいつつ、食材の持つ旨味、生産者が消費者に提供したい満足感をここまで文字で表現できるなんて。旬の物は旬の時に味わうのが一番。小難しい調理方法よりシンプルなものほど食材の味が際立つ。角田さんと同世代だから、子供の頃は肉屋、魚屋、八百屋とお店をまわったりして買い物も手伝った。スーパーなんてちょっとこじゃれた感じであの整頓された売り場が食品のデパートみたいにも感じたな。どんなに辛いことがあってもお腹はすくしね。2014/06/14

紫 綺

91
様々なメニュー、様々な食材オンパレードの美味しいエッセイ。小さい頃、嫌いなものは食べなくても良かったという家庭環境には驚く。それでも30代にして偏食を克服していくエピソードは小気味良い。面倒くさいと良いながら、食べたい衝動に突き動かされ、凝った料理も平然と作れるとこはスゴイッ!!ごちそうさまでした!!2012/03/05

おくちゃん🌸柳緑花紅

84
いや~一冊まるごと美味しくいただきました!!お腹いっぱいです!!心から「ごちそうさま」でした。アスパラ祭りの季節だ!!わさびのレシピも美味しそう(加齢とわさび)(笑)読み終えて、早速最後に掲載されている「私のごちそうさまレシピ」から鶏チャーシューをつくる準備しています!!図書館本ですが、購入決定です♪2015/05/08

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