内容説明
道路、トンネル、地下鉄、橋、ダム、工場、空港、原発、河川…全国21カ所の現場に突撃。世界で初めての土木見学イラストルポ。
目次
第1部 土木現場見学(JR新宿駅南口;JR中央線三鷹・立川間;副都心線;首都高速大橋ジャンクション(地上)
首都高速大橋ジャンクション(地下) ほか)
第2部 土木の基礎知識(土木って何;土木は文明とともに生まれた;土木を代表する構造物;これからの土木を支えるのは!?)
著者等紹介
モリナガヨウ[モリナガヨウ]
1966年東京生まれ。早稲田大学教育学部地理歴史専修、漫画研究会在籍。ルポイラストを得意とする。立体も年に数体作る
溝渕利明[ミゾブチトシアキ]
1959年生まれ。岐阜県出身。名古屋大学大学院工学研究科土木工学専攻修士課程修了、博士(工学)。大学卒業後鹿島建設株式会社に入社、技術研究所勤務。明石海峡大橋海中基礎建設工事等数多くのプロジェクトに参加。1993年から3年間広島支店温井ダムJV工事事務所勤務。2001年に鹿島建設を退社。法政大学に転籍。2004年に教授となる。専門は、コンクリート材料、施工法、非破壊検査技術など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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KAZOO
12
「土木学会誌」に連載されたものをまとめたものらしく、内容は決して易しいものではありません。私は子供用の本だと思っていましたが、はるかに高度な技術などの解説などがあってこの分野に素人の私には勉強になりました。カラフルな図が多用されているので最後まで読ませてくれました。2014/01/23
猫
9
図書館本。素人さんを土木の現場に連れて行って取材してもらおう企画。駅やトンネル、高速道路、河岸堤防にダム、はては原子力発電所の基礎土木まで、様々な現場を内側から紹介。スケールがとにかくすごい。細々と書き込まれたイラストもいい。ちょっと工事現場の見る目が変わりそう。2019/02/10
更紗蝦
7
形式的にはルポルタージュなのに、小学生の社会科見学レベルの意識で工事現場を見て回っています。イラストは味があるし、ただのコラムとしてなら充分面白いのですが、いくら著者が土木の素人で、掲載誌の中での位置付けが軽めの読み物だったとしても、ルポの作法を無視しすぎです。監修の溝渕利明氏は土木の専門家なだけあって、土木業界の業者さんの間ではおそらくは基本的であると思われる技術的な話は面白いのですが、専門外の分野のしったかぶりが酷く、特に原発がらみの説明がいい加減で、明らかに温排水問題や放射性廃棄物問題には無知です。2015/11/12
ほしけも
7
工事の間だけ一瞬現れる空間とか、古い部分が壊されていき、新しいものが取って代わる無常感みたいなのがたまらない。いいですなあ。見学行きたい。2014/02/13
スプリント
6
知られざる土木現場の世界を垣間見れます。土木と建築の違いなどコラムも勉強になりました。2018/03/22