内容説明
明らかにシャッターチャンスを逃し、構図はデタラメ、ときには赤の他人が堂々と真ん中に写っていたり…。そんな“失敗写真”を押し入れの奥から発掘し、改めて眺めてみると、撮った当時は気づかなかった意外な味わいが生まれていることがある。失敗と偶然が絶妙の効果を発揮した「味のある写真」=「味写」。神のイタズラとしか思えない名作の数々が、あなたの脳をとろけさせます。
著者等紹介
天久聖一[アマヒサマサカズ]
1968年香川県出身。1989年、漫画家としてデビュー。以来、主にマンガ以外の分野で活躍中。株式会社来夢来人代表取締役。電気グルーヴのPVも手がけ、『モノノケダンス』はスペースシャワーTVの「ミュージックビデオアワード09」で年間最優秀作品に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kinkin
46
フィルムで撮られていた時代、今のデジカメと違いプリントされるまで上手く写っているのかどうなのかは分からなかった時代。その頃、プリントされた写真には必ずといっていいほど手ぶれ、ピンボケやフレームから外れた人物、余計なものが入り込んでいたものだ。著者はそのような写真でもそれぞれ味わいがあり、かえって想像力を刺激されると書いている。うちにあるアルバムにもある、ある。そして気になることがある。それはデジタルカメラの普及により 心霊写真と呼ばれるものが減ったような気がするのは私だけだろうか・・・2014/09/04
gtn
33
撮り損ねたスマホの写真も、削除する際は注意したい。思わぬ熟成を遂げるかもしれないので。2020/07/04
yukin*
29
今すぐ実家に帰って、我が家の味写を探し出したい気分‼︎‼︎ 微妙にフィルムが残っちゃった時、使い切らないと損した気がして、むりやり撮ってた。そういう時こそ 味写が撮れてそう。笑 わくわくしながら出来上がりを見るときの楽しみ。友達と一緒に受け取りに行き、誰にも見せられないような写真が1番上にあった時には、ある意味死んだ。笑 そういうの、今はホント全然ない。さみしいなー。2015/03/21
湘子
23
とにかく笑いたい時にはコレ!2015/09/22
ごへいもち
20
思わず吹きました2020/01/23