内容説明
コカインの密売人としてロスの暗黒街を牛耳っていたジェフは、7年の刑務所暮らしの中で料理の楽しさと素晴らしさを知り、出所後、全米トップクラスの料理人へと登り詰める。人生に力を与えてくれる感動のノンフィクション。
目次
六品のコース料理を六十分で
ポケットの小銭
Tロウ
初めてのロレックス
逮捕
囚われの魂
終点の島
もうかちかち頭ではなく
厨房の裏事情
曙光
生活の糧
華麗なるギャッツビー
下積み時代
サボタージュ
年間最優秀シェフ
死者の魂に安らぎを
著者等紹介
ヘンダーソン,ジェフ[ヘンダーソン,ジェフ][Henderson,Jeff]
1965年、ロサンゼルス南部のワッツ生まれ。数々の賞を受賞した売れっ子シェフであり、講演活動も積極的に行なっている。ラスヴェガスの「シーザーズ・パレス・ホテル」で、アフリカ系アメリカ人として初の料理長に任じられるという快挙を成し遂げ、現在は「カフェ・ベラージオ」の総料理長を務める。シェフ・ジェフは頻繁に、恵まれない境遇にあるティーンエイジャーたちの前に立ち、自分の犯した過ちを避けるようにと説いている
楡井浩一[ニレイコウイチ]
1951年生まれ。英米ノンフィクション翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ポール
1
すごくアウトローな世界ですが、いつでもやり直せるんだ。いつでも這い上がれるんだ人間は。って思わしてくれます。誰よりも苦しんだ誰よりも辛かった人だからこそ この一冊に書いてる当たり前のことが、ものすごく響きます。是非読んでみてください。2012/02/02
Mikio Nakagawa
0
アフリカ系アメリカ人シェフの自伝。面白かった。調理場は社会の縮図。料理長は白人。その下にヒスパニック。黒人は皿洗い。麻薬の売人が刑務所に入り料理の魅力に取りつかれ料理長に。前向きな気持ちと行動力、知性があればなんとかなるだなぁ。2014/12/29
-
- 和書
- 北村想大全・刺激