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経済成長神話からの脱却

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  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757210806
  • NDC分類 330.4
  • Cコード C0033

内容説明

経済は豊かになっているはずなのに、人々が暮らしの豊かさを実感できないのは、なぜか?この難問に答え、未来へのヴィジョンを提示する画期的労作。

目次

1章 経済成長というフェティシズム
2章 経済成長が人々を幸福にできない理由
3章 消費資本主義とアイデンティティ
第4章 進歩という隠れイデオロギー
5章 政治にできること
第6章 労働の意味を考え直す
7章 環境を消費する経済からの脱却
8章 ポスト経済成長社会

著者等紹介

ハミルトン,クライヴ[ハミルトン,クライヴ][Hamilton,Clive]
オーストラリア随一の公共利益シンクタンク「オーストラリア・インスティチュート」のエグゼクティヴ・ディレクター。オーストラリア国立大学、シドニー技術大学で教鞭をとっている。専攻は経済学、政治学。「オーストラリアでもっともエキサイティングな経済学者」と評される論客

嶋田洋一[シマダヨウイチ]
1956年生まれ。静岡大学人文学部卒。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ophiuchi

9
経済成長によって諸問題が解決するという安倍政権のあいも変わらない政策に強い違和感を抱いている。経済成長は人々に幸福をもたらさないとする、10年前に書かれたこの本はもっと読まれるべきだと思うが、なぜか図書館では閉架に所蔵されていた。たとえ内容に同意できないとしても政治家は読んでおくべき本だと思う。2013/11/05

壱萬弐仟縁

2
「先進国においては所得が伸びれば幸福感も高まるという関係は成立しない」(45ページ)とは、本著が発行されたのが2004年なので、その後幸福研究で必ずしも相当しない。必要十分条件でない。消費の目的は、今やアイデンティティを作りだすことにあるという(120ページ)。そのことは、街を歩いている若者のファッションが一例であろう。クルマのデザインも、痛車でド派手なものも目にするし、住宅もまた個性的なデザインが増えているのも頷ける。ただ、成長はマイナスでもマイナス成長というので、成長に対する未練がましさが否めない。2012/11/14

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