内容説明
西暦二六二三年四月―。帝星カウロン急襲作戦が失敗に終わり、凛斗率いる独立自由艦隊は、地球連合、太陽帝国と交戦状態に入っていた。圧倒的な二国の力を前にした凛斗と副参謀長プラトンは、レオンの反対を退け、一連の恒星大戦を傍観していた星間国家随一の科学力を誇る“宗教国家ガイアード”との同盟に踏み切る。しかしレオンにとって、この同盟の結末は明らかだった…。凛斗はこの同盟を信じ、ガイアード総司令官輝漣がもくろむ地球連合の本拠地“太陽系攻略”に同意。独立自由艦隊の艦首を太陽系へ向ける。だが、そこには輝漣の巨大な陰謀が渦巻いていたのだ!著者渾身の長編書下ろし第三弾。