内容説明
本書は「おいしいお菓子っていったいどんなもの?」という素朴な疑問に、あるときは食べ手となり、またあるときは作り手となって、両方からのメッセージを伝えようと試みた本です。
目次
1 フランス菓子まだまだ不思議の世界
2 パリ・東京の優雅なひととき
3 お菓子の原点を発見!
4 もう一度食べたい!幻の地方菓子
5 黄金のバターは花の香り
6 ふんわりサクッのひと工夫
著者等紹介
大森由紀子[オオモリユキコ]
学習院大学フランス文学科卒業。パリ国立銀行東京支店勤務の後、渡仏。パリのル・コルドン・ブルー、リッツ・エスコフィエ料理学校で、料理、菓子を学ぶ。現在、フランス菓子とお惣菜の教室「エートル・パティス・キュイジーヌ」を主宰。パリのお菓子と同様、フランスの魅力がいっぱい詰まった地方の料理やお菓子に魅せられ、その背景も含めて取材を続け、紹介している。リッツ・エスコフィエ料理学校の日本窓口。著書に『パリのお菓子屋さんガイド』『私のフランス地方菓子』(以上柴田書店)、『魅惑のチョコレート』『ブリオッシュ&タルト』(以上雄鶏社)、『フランスお菓子紀行』(NTT出版)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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本夜見
6
先に読んだ『フランス菓子図鑑』とお菓子の成り立ち話はあまり変わりがなかったような?こちらはカラー写真もレシピもないハッキリと知識中心な『読み物』でありました。2015/02/10
inarix
4
大都市パリで愛される菓子、フランスの素朴な魅力がたくさん詰まった地方の料理や菓子について取材。フランスにチーズケーキやショートケーキが無い理由、チョコレートや砂糖の歴史、さらに日本でのフランス菓子の扱われ方や当のフランスとの違いにも触れる。本文に添えられた阿部真由美氏のイラストも美味しそう。 個人的にはカヌレが好きなので、カヌレのエピソードが印象深かった。ボルドーの女子修道院で古くから作られていたお菓子なんですね。レシピ本ではなく、あくまで食文化の考察本なのでご注意ください。2013/12/01
nagatori(ちゅり)。
3
発行されたのが2000年頃なので、その頃の「国内外最新フランス菓子事情」と、様々なフランス菓子のルーツや文化史的コラムを織り交ぜた一冊。レシピは無し。流石に15年前の最新事情だと、やや今とは違うところも出てきたか…とは思うのだけれど、それはそれで2000年頃のブームがわかったりして面白い。そしてフランス菓子のルーツな話は文句なく面白い。この部分だけ取り出して本にしたのが、後の『フランス菓子図鑑 お菓子の名前と由来』なのかな?続けて読んでみたいです。2014/05/21
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