出版社内容情報
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内容説明
思想の役割と知識人の責任とは。アーサー・ケストラーからエドワード・サイードまで知識人を通してマルクス主義・ファシズムなどの20世紀的課題を再検討する。
目次
序 わたしたちが失った世界
第1部 闇の奥(典型的知識人アーサー・ケストラー;プリーモ・レーヴィにかんする基本的事実;マネス・シュペルバーのユダヤ的ヨーロッパ;ハンナ・アーレントと悪)
第2部 知識人の関与―その政治学(アルベール・カミュ―「フランスで最高の男」;空虚な伽藍―アルチュセールの「マルクス主義」;エリック・ホブズボームと共産主義というロマンス;さらば古きものよ?―レシェク・コワコフスキとマルクス主義の遺産;「哲人教皇」―ヨハネ・パウロ二世と現代世界;エドワード・サイード―根なし草のコスモポリタン)
著者等紹介
ジャット,トニー[ジャット,トニー][Judt,Tony]
1948‐2010。ロンドンに、ユダヤ人の両親のもとに生まれる。高校・大学時代には左派シオニストとして夏休みをイスラエルのキブツで過ごすなどするが、第三次中東戦争をきっかけに幻滅。ケンブリッジ大学キングズ・コレッジとパリ高等師範学校に学び、オクスフォード大学セント・アン・コレッジで教鞭をとった後、1987年からニューヨーク大学のヨーロッパ研究教授として迎えられる。専門はヨーロッパ現代史。2009年に、イギリス政治に関する著作の、生涯の功績を称えられてオーウェル賞を受賞
河野真太郎[コウノシンタロウ]
1974年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学。一橋大学大学院商学研究科准教授
生駒久美[イコマクミ]
1975年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程休学中。オクラホマ大学大学院英文科博士課程留学中
伊澤高志[イザワタカシ]
1978年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科英文学専攻博士課程単位取得退学。立正大学文学部特任講師
近藤康裕[コンドウヤスヒロ]
1980年生まれ。一般大学大学院言語社会研究科博士課程修了。東洋大学経済学部専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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