出版社内容情報
「勝ち組・負け組」ならぬ、生まれついての「バカ組・利口組」という、身も蓋もない「新しい階層社会」が出現しつつある! 「おじさん内田」がそうした社会の「仕組み」を解説。後半では人生相談形式で「街場の常識」を読み解いていく。身の回りの根源的な問いが、初めて腑に落ちて納得できる一冊。
内容説明
「勝ち組・負け組」ならぬ、生まれついての「バカ組・利口組」という、身も蓋もない「新しい階層社会」が出現しつつある!この事態を避けるためには、流動性の高い社会、すなわち「プチ文化資本家」たちが多数を占める「文化的一億総中流化」社会を目指すべき。本書の前半では、「おじさん内田」がそうした社会の「仕組み」を解説、後半では人生相談形式で、「街場の常識」を読み解いていく。給与、転職、ワーク・モチベーション、結婚、離婚、言葉遣い…。身の回りの根源的な問いが、初めて腑に落ちて納得できる本。
目次
第1章 文化資本主義の時代(「越すに越されぬ、バカの壁」;文化資本とは何か;「一億総プチ文化資本家」戦略 ほか)
第2章 勝った負けたと騒ぐじゃないよ(『負け犬の遠吠え』のクールなあり方;「負け犬」は二一世紀のランティエ;「女子大回帰」志向と勝ち犬シフト)
第3章 街場の常識(敬語について;お金について;給与について ほか)
著者等紹介
内田樹[ウチダタツル]
1950年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院博士課程(仏文専攻)中退。現在、神戸女学院大学文学部教授。専門は、フランス現代思想、映画論、武道論
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