内容説明
地方財政の破綻は、行き詰まった古いシステムを破壊すれば、新しいシステムが湧いてくるとでも思っているようなヴィジョンなき改革の結果として生じている。本書では我々が生活する身近な政府(=自治体)の財政破綻が、社会崩壊の到来を告げる晩鐘となっていることを明らかにする。
目次
プロローグ 社会崩壊の序曲
第1章 地方自治体の惨状
第2章 自治体が破綻するとき
第3章 東京都はなぜ沈んだか
第4章 「倒産」で何が起こるのか
第5章 財政再建への長く険しい道
第6章 社会的セーフティ・ネツトを張り替える
エピローグ 地方自治体は「政府」である