NTT出版ライブラリーレゾナント
情報社会学序説―ラストモダンの時代を生きる

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  • サイズ B6判/ページ数 359p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784757101357
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0036

内容説明

「情報社会・学」は、「情報学」一般でも「情報の社会学」でもない。知識と産業の発展に伴う個人のエンパワーメントがもたらす新しい行動原理と、そこから創発してくる新たな社会秩序の形を予想すると共に、そのガバナンスの方策を学際的に解明するのが「情報社会・学」の使命だ。これまで数世紀単位の時間・空間軸の中で、文明の分類、近代文明の特徴づけ、日本近代化の見直しなどを考察してきた著者が、いよいよ本書で情報社会自体の分析に挑戦する。次なる文明への進化をも見据えた『情報文明論』『文明の進化と情報化』に続く見逃せない論考。

目次

第1章 自前主義と創発する革命(ディーン・フォー・アメリカ;イトーの唱える創発民主制 ほか)
第2章 社会変化を捉える眼(社会変化のS字波;近代化過程へのS字波的視点の適用 ほか)
第3章 共進化する智民たちとコンピューター(知識の生産様式の変化と「智民」の出現;コンピューターとネットワークのあり方の変化 ほか)
第4章 共の原理と領域(近代社会の三つの原理と領域―公・私・共;可視社会の中での監視とプライバシー ほか)
第5章 情報社会の新しい秩序(創発と同調;非ゼロ性と協力 ほか)

著者等紹介

公文俊平[クモンシュンペイ]
多摩大学情報社会学研究所所長。1935年高知生まれ。1968年インディアナ大学経済学部大学院よりPh.D.取得(経済学)。東京大学、国際大学教授、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター所長を経て2004年より現職
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