文明の進化と情報化―IT革命の世界史的意味

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文明の進化と情報化―IT革命の世界史的意味

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757100473
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0036

内容説明

「情報化」は近代文明の最終局面であり、「新」文明への第一歩である。空前のスケールで展開するIT革命の本質論。

目次

第1章 文明とそのかたち(社会の三つの基本的構成要素―主体、文化、文明;文化と文明;文明の分類図式;宗教文明と近代文明;近代文化のコアとしての近代主義)
第2章 近代文明の進化と情報化(主体の政治行為;近代化の三つの波;S字波の視点と、その近代化過程への適用;産業化のS字波;情報化のS字波;サーバー・アクティビズムの台頭;P2Pへの潮流;今日の「IT革命」の本質と歴史の教訓)
第3章 内からの産業化と情報化(第三次産業革命のグローバル・パスとグローカル・パス;内からの産業化;内からの情報化)

著者等紹介

公文俊平[クモンシュンペイ]
国際大学教授、同大学グローバル・コミュニケーションセンター所長。1935年生まれ。東京大学経済学部卒。同大学教養学部助教授、教授を経て、現職。主な著書に「経済体制」(共著)「社会システム」「文明としてのイエ社会」(共著)「ネットワーク社会」「情報文明論」「アメリカの情報革命」「ネティズンの時代」「2005年日本浮上」(編著)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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抹茶ケーキ

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文明は三回の産業革命の結果生まれたものだが、それぞれの産業革命の影響力はS字型に減衰し、入れ替わるようにして次の革命が起こる。現代は第三次産業革命である「情報革命」の最中であり、その中においてはP2Pなど、これまでの社会では考えることのできなかったよりインタラクティブな通信が行われるようになっている。みたいな話。テーマが広い割にデータが少なく、何を言っても許された昔の時代の残り物って感じがする。2017/07/24

ハンギ

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2001年に出版、その頃の状況から情報社会はどうなるか展望している。ただやや断片的であったり抽象的な内容の書物なので、大枠は正しいなと思いながらもどう考えればいいのかわからない考えもあったように思う。また公文独特の表現、智民などの言葉も入りづらくしている部分はあるかもしれない。公文自身は左派的な思考の持ち主で、ネットが活動家に使い倒される時代を予想しているし、また大統領選にも着目しているのは正しかったと思う。P2Pの可能性を論じていてかなり肯定的な評価だが、現実はそうならなかったように思う。2014/05/24

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