著者等紹介
ロブレヒト,ティエリー[ロブレヒト,ティエリー] [Robberecht,Thierry]
小説や絵本、コミックの原案など幅広く手がける作家。主な絵本作品に『いじわるなないしょオバケ』(文溪堂)などがある
メーンス,エステル[メーンス,エステル] [Meens,Estelle]
ベルギーのリエージュにあるサン・リュック美術学校でイラストレーションを学び絵本作家に
ふしみみさを[フシミミサオ]
上智大学文学部仏文科卒。洋書絵本卸会社、ラジオ番組制作会社勤務を経て、フランス語、英語を中心に200冊以上の児童書を翻訳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ベーグルグル (感想、本登録のみ)
44
ウソをついた後のモヤモヤした心を、象にたとえて膨らんでいく様子が手に取るように分かり、読んでいるこちらももやもやした気持ちになる。こんな気持ちになるくらいなら早めに正直になるのがいいね。2022/07/04
あおい
10
ガラスを割ったのを妹のせいにしてしまったリュカ。罪悪感はどんどん大きくなりゾウのようになり…罪悪感が膨らんでいくイメージがわかりやすい。2023/09/17
ヒラP@ehon.gohon
9
【再読】大人のための絵本2023/09/08
奏
7
サッカーが得意な僕。でも、あやまって台所の窓ガラスを割ってしまった。かんかんに怒っているパパに問い詰められて思わず妹のせいにしてしまう。するとお腹がずーんと重くなって、モヤモヤした何かが時間が経つほどに大きくなっていく。そして、ついにはぞうのようになってしまうー。嘘をついたり、ひどい言葉をいってしまったあとは、モヤモヤが居座って何をやっても楽しくないよね。すごくよくわかる。すーっと心を軽くするためには、怖いけれど勇気をだして本当のことを言うしかない。2023/03/08
遠い日
6
ベルギー発。嘘をついた後の嫌な気持ちをゾウになぞらえて、それがどんどんどんどん大きくなっていく気持ち悪さを描く。誰にでも覚えがあるあの気持ち。ましてや、自分がしたことを誰かのせいにして、その誰かが怒られたり罰を受けたりするのをみているのは、耐えられないほど辛いことだ。正直に言わなくてはどうにもならなくなって、自己申告。初めからそうすればよかったものを……。2022/04/21