アスキー新書
おもてなしの経営学―アップルがソニーを超えた理由

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784756151346
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C1230

内容説明

アップルの時価総額はなぜソニーを超えたのか?グーグル帝国はいかにして完成したのか?マイクロソフトで活躍した著者が自身の体験を交えながら、知られざるITビジネス成功・失敗の実態を解き明かす。業界を代表する3人との対談も含めて、激動のウェブ時代を生き抜くための「流れの読み方」がわかる決定版。

目次

第1章 おもてなしの経営学(『現代用語の基礎知識』に収録された「おもてなし」;ユーザー・インターフェイスとユーザー・エクスペリエンスの違い;なぜグーグルはYouTubeを買収しなければならなかったのか? ほか)
第2章 ITビジネス蘊蓄(マイコン少年から経営者へ。『月刊アスキー』と私の「縁」;ダブル・メジャー;たった1ページの仕様書から始まったウィンドウズ95 ほか)
第3章 特別対談(西村博之―ニコニコ動画と2ちゃんねるのビジネス哲学;古川享―私たちがマイクロソフトを辞めた本当の理由;梅田望夫―「ギーク」「スーツ」の成功方程式)

著者等紹介

中島聡[ナカジマサトシ]
1960年北海道生まれ。早稲田大学高等学院で在学中に、『月刊アスキー』へ寄稿。早稲田大学・大学院時代も含め、アスキー・ラボラトリーズの一員としてCANDYを初めとする数多くのプログラムの開発や移植に携わり、大学院卒業後にNTTに就職。1986年のマイクロソフト日本法人設立を機会に同社へ転職し、1989年に米国本社へ渡米。ウィンドウズ95、同98、インターネット・エクスプローラー3.0、同4.0の開発に携わる。2000年に退社し、ソフトウェア会社のUIEvolutionを設立してCEOに就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たいそ

4
「ユーザー・エクスペリエンス」とは何か。なぜ設計が難しいのか。ものづくりにおける「こだわり」には2種類あるということや、「クラフトマンシップ」、「上を見て」仕事するタイプと「天を見て」仕事をするタイプといったあたりが参考になった。2011/04/29

まめタンク

3
おもてなしの概念が面白い。アップルが達成し、何故、ソニーがiPhoneを生み出せなかったか、ユーザーエクスペリエンス(おもてなし)の概念を引用しながら説明する。結論から言えば、おもてなしという概念は後付けの理論なのかもしれない。アップルにはスティーブジョブズというカリスマ経営者がいただけそう解釈する事もできます。一つ残念だったのは、おもてなしの項目が3分の一程度で、あとの3分の二は特別対談だったてという点でしょうか。2010/10/04

Yasushi I

2
ユーザー・エクスペリエンス、顧客満足を「おもてなし」と訳し、市場で勝つことに終始するビジネススタイルの限界を説いている。ユーザーにこんなものを使ってもらいたい、生活スタイルが変わるような挑戦をしたい。アップルはi Pod, iPhoneなどでコミュニケーションの新たな可能性にチャレンジしている。昔ソニーがウォークマンを世に出し、音楽を持ち運べるものに変えたように。作り手の信念、情熱をもう一度思い出させてもらえた。2015/12/31

Hitoki

1
約三十年前から、PCに触れている人間としては、たとえ、その触れ方がゲーマーだとしても(苦笑)、第三章の特別対談のPartⅡに出てくる単語や出来事は、すごく懐かしく感じた しかし、これ、副題の「アップルがソニー超えた理由」という言葉がなく、タイトルだけだったら、IT関係の本だとは思わないのではないか?あっ、でも、著者名の下の肩書きで予想は着くのかな・・・ちなみに本文を読んで、この人がすごい人なんだ!って気付きました(汗)2011/10/24

ふぇるけん

1
『ユーザー・エクスペリエンス=おもてなし』という概念はすごく的を得た解釈で勉強になった。スティーブ・ジョブスとビル・ゲイツの違いやギークとスーツといったキーワード満載で楽しかった。古川氏との対談が参考になるところも多く、今後ブログなどの情報もチェックしていきたい。2011/04/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/105361
  • ご注意事項