内容説明
Ｕｎｉｘは口承文学だ！Ｕｎｉｘコミュニティが培ってきた文化・伝統・技を受け継ごう。
目次
第１部 コンテキスト（思想：大切なのは思想だ；歴史：２つの文化の物語；対比 ほか）
第２部 設計（モジュール化：簡潔に、単純に；テキスト形式：優れたプロトコルが優れた実践を生む ほか）
第３部 実装（言語：ＣすべきかＣせざるべきか？；ツール：開発の戦略 ほか）
第４部 コミュニティ（移植性：ソフトウェアの移植性と標準の維持；ドキュメント：Ｗｅｂ中心の世界でコードの説明をする ほか）
付録
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
3
史上初の高水準言語で書かれたOSの開発者達は、その経験をルール化してシンプルな言葉にしてきた。D・マキルロイは3つの教義から「一つのことをうまくやれ」とまとめ、M・ガンカーズはは主要な9つの教義と10のサブ教義を導出し、本書の著者は工学面から17の教義をプログラミングの技法として提示して「シンプルでつまらないものに保て」と要約した。その表紙デザインからわかるように、高僧が弟子に流儀や作法を教えるように進む本書は、<それを信じること>を教える。第2章の歴史と付録Dの「公案」にはその文化的雰囲気が感じられる。2018/07/21
shachou
2
ソフトウェア設計の際に設計者は数多くの判断や取捨選択を行わなければならない。その判断の拠り所は経験やセンスという曖昧なものに頼るしかないと思っていたが、この本を読んで幾つかの拠り所が見つかった気がする。設定ファイルの設計など、他の本で読んだことのない内容が扱われていたのも面白かった。2015/03/31
Plum@StockTrader
0
軽く流し読み。UNIXの世界に入るときの心構え的なものだった。UNIXってどうゆう風に使っていけばいいんだろう？って問いに答えてくれると思う。2011/12/17
