内容説明
本書は、コンピュータの仕組みを理解できるように、現在のコンピュータの基本概念、コンピュータを構成するさまざまなモジュールなどについて、なぜそのような構造なのかという点を明らかにする。ブラックボックスとして扱われがちなものについて、なるべくその仕組みや構造を明らかにする、解説では、実例をほとんど示さない、専門用語について、随時本文中や欄外で解説。算数/数学の予備知識について、正確に理解するために高度な数学の知識が必要な話題については、概略の説明、あるいは紹介程度に留める。もはや使われていない過去の技術や機械についても、ある程度のページを割くという点に考慮して解説している。
目次
第1章 機械による計算―歯車で計算する
第2章 電子回路と2進数―電子回路のための数値表現
第3章 論理演算と論理回路―電子回路による計算の仕組み
第4章 さまざまなデータの表現方法―コンピュータで扱う“情報”の形
第5章 計算の自動化―人間が介入することなく処理を実行
第6章 コンピュータの構成―コンピュータに含まれるモジュール
第7章 プロセッサの仕組み―計算を行うための要素
第8章 メインメモリの仕組み―データとプログラムの記憶
第9章 計算手順の指定―マシンコードプログラム