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コンピュータのきもち―新教養としてのパソコン入門

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  • サイズ B6判/ページ数 214p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784756141583
  • NDC分類 007.6
  • Cコード C0055

内容説明

いつもびくびくしながらパソコンを使っている。ソフトの使い方が覚えられない。メールやワープロは使ってるけれど、表面的なことしかわからない。トラブルが起こるともうお手上げ。とにかく、なんとなくパソコンに納得がいかない。これらはすべて「コンピュータのきもち」がわかれば解決できる、はず。マニュアルにはどこにも書いてないコンピュータの根本を知って、パソコンともっといいおつきあいをはじめよう。

目次

なぜパソコンはこんなにめんどうでわかりにくいのか、またはおたくの罪―コンピュータはおたくによって作られた
キーボードとディスプレイの間には深くて暗い河がある―あるいはタイプライターの呪縛について
コンピュータだって、やっぱりさびしい―ブラウン管の向こう側に思いをはせる
コンピュータだって、いそがしいのだ―チューリングマシンとCPU
コンピュータだって、痛いかもしれない―コンピュータと入出力装置
縁の下の力持ちと、マッキントッシュの衝撃―オペレーティングシステム(OS)の役割
Unix系の人はなぜいばってるのか―ダウンサイジングとUnixの栄枯盛衰(と復活)
コンピュータのネットワークは、貧乏くさいのである―ネットワークの根本原理
コンピュータとネットワークは折り重なっている―プロトコルという作法
コンピュータは、電子ファイルの夢をみるか?―ファイルと階層化フォルダという思想
コンピュータにとっては、あなたも一介のソフトウェアでしかないのだ―ソフトウェアのプログラミングの話
ちがう字?同じ字?文字化けと文字コードのあれこれ―文字コードで考える「文化」
コンピュータは、あなたをもっと自由にしてあげたいと思っている、はずなのだ―コンピュータがもたらした自由と不自由
著作権を尊重しすぎるのは、本来の趣旨に反することなのだ―コピーと知的財産

著者等紹介

山形浩生[ヤマガタヒロオ]
1964年東京生まれ。東京大学工学系研究科都市工学科修士課程修了。マサチューセッツ工科大学大学院修了。大手シンクタンク勤務。小説、経済、コンピュータなど広範な分野にて翻訳と執筆を手がける。切れ味の鋭い評論と、説明のわかりやすさには定評がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゲオルギオ・ハーン

25
2002年発行ということでちょっと古さ感じるところもあるけど、パソコンについて初歩から、技術ではなく、教養として学ぶ一冊。初歩ばかりかと思いきやフォトショップなどのソフトウェアやコンピュータウイルスにも言及しているので知識量も十分。番外編で山形先生の著作権についての考えが書いてあり、後に翻訳する著作権関連の本のことを思い浮かべるとこの頃から翻訳対象を選ぶ方針が決まっていたのかなと思いました。初代マッキントッシュの画面など今や歴史的ともいえる資料が見れるのもノスタルジックで良い。2023/03/20

きち

3
分かりやすく、面白かった。あとがきにある筆者の目的は達成されていたように思う。大学で情報を学ぶ前に読みたかった気もしたが、知識がある状態で読んでも楽しめた。著作権の話、奥が深い、、2021/11/18

mejiro

3
じつに説明上手。著者の目的は上手に達成できてると思った。本書を読んだ後なら無愛想なマニュアルにも耐えられる…?2015/11/06

脳疣沼

3
パソコンの超初心者向けに書かれた本だが、よくある簡単なマニュアル本ではなく、コンピュータの歴史や思想哲学を交えた、概念としてのコンピュータ入門書になっている。著者は翻訳で有名な人で、その語り口調が苦手な人もいるだろうが、初心者のきもちを慮った平易な説明で、とても読みやすかった。2015/01/05

たろーたん

2
重要な2つ覚書。「コンピュータで何がしたいの?」著者が序文で述べていたけど、コンピュータの目的ってはっきりしていない。特化していないからこそ何でも出来る。故に、使う側が「何がしたいのか?」が重要になる。だけど、それを置いて「とりあえずパソコンを勉強しなくちゃ!」ってなるから不幸になる。「コンピュータが分かる人は、その層としての重なり具合を区別できている」ハード、OS、ソフト、ネットの区別。苦手な人はそれがぐちゃっとなっていて「メールが送れない」となってしまう。詳しい人はどこの層が詰まっているのかと考える。2021/12/17

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