内容説明
日本を代表する国際的デザインディレクター川崎和男は、唯一の医学博士のデザイナーであり、デザイン学者、デザイン教育者である。川崎和男は、「日本酒から人工臓器までがデザイン対象だ」とその造形と美学、哲学を社会、企業に提示しつづけている。彼は、デザインが日本を変える、世界を救う、と主張する。そのために、「デザイナーは、喧嘩師でなければならない」と自らの喧嘩史を語る。デザイナーの喧嘩道には華がいる、喧嘩相手は誰なのか。
目次
器量相発―自己能力の確認
悠然通識―道理ある自分を育成
痴呆行列―馬鹿どもに未来は来ない
自我拡大―教え子を守る、期待する
知延常楽―職人知性から学ぶ
四百四病―情報社会の疾病
才能選別―入試制度から才能は見い出せるか
転機心機―大学人になる
収集数奇―趣味に熱中、趣味が重要
傲慢気楽―真剣勝負の決意〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
也人
1
間違った事もちょくちょく書いてあるんだけれど、そんな事は問題ではなくて(そこは弘法も筆の誤りと勇気にさせていただいて)意気と姿勢を勉強させていただきました。2011/06/01
andaseizouki
0
川崎先生のすごい強い性格が顕著に描かれています。 非常に面白く、川崎先生のような生き方に憧れます。2013/05/11
とんび
0
松井がCMしてたインタートップは欲しかったが、あっという間にWinマシンになっちゃって、がっかりした記憶がある。この頃のMacのデザインはソフトハードともに迷走していた。そりゃあWin95とかゆーどーしよーもないもんに間隙つかれてもしょうがない。Macじゃないならなんでも良い、と思い詰めちゃう人がいてもしょうがない。私はBeOSにしようと思ってた。2013/05/17
尋日
0
ここまで堂々と喧嘩することを主張されると自分の小心ぶりに凹む2012/11/08
左脳
0
すがすがしい。川崎和男は現代の傾奇モノだ。2009/06/05