「複雑系」を超えて―システムを永久進化させる9つの法則

「複雑系」を超えて―システムを永久進化させる9つの法則

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  • サイズ A5判/ページ数 719,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784756130181
  • NDC分類 404
  • Cコード C0040

内容説明

「IBMと大腸菌は同じやり方で世界を見ている」と、複雑系研究者スチュアート・カウフマンは言う。では、その「やり方」とは何か?「複雑なシステム」に共通する原理とは?そしてシステムが永久に進化し、生き残るための法則とは何なのか?未だ誰も答えを出していないこの究極の疑問に、『ワイアード』誌編集委員である著者が挑んだ問題作。

目次

作られたものと生まれたもの
巣の精神
態度を持つ機械
複雑なものを組み上げる
共進化
流動する自然
コントロールの創発
閉じた系
バイオスフィアが「はじける」とき
産業生態学〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

5
無中心の閉じたネットワークを作るシステムが多様性を生むのは、少ない変数によるフィードバックループの継続でもシステム全体を変えうるという性質にある。著者は、システムの例をエネルギーリサイクルの循環性に見出し、その生態系に似た多様性を指摘する。さらに本書は、フィードバックによる「収穫逓増」の性質を、情報の創発の点から9つの法則(分散、ボトムアップ、収穫逓増の育成、分割しない塊での成長、周縁の極大化、誤りの尊重、多数のゴール設定、持続可能な非平衡状態の追求、自ら変化する変化の信頼)として抽出する(1999刊)。2018/06/15

川原 健太郎

0
16-6/22016/05/03

knenet

0
1970年代後半から1990年代前半にかけての未来を感じさせる試みを創発という切り口で集めたもの。タイトルは釣り。限られたルール、資源からどれだけの複雑性を生み出せるのか。いかに安定したシステムをつくり出せるのか。その足跡を辿ることが出来た。2012/10/07

chi-chan

0
かなり難しい内容 フォトリーディングで必要な情報のみ拾いました。 それでもかなり難しいかったです。2012/02/28

mulank

0
部分部分の局所的近視眼的な振る舞いによって、全体としてのより知的な振る舞いが創発されうる。 そして、進化を繰り返してきたシステムは、一見まったく洗練されていないものの、なぜかうまく問題を解決することができる。2010/11/05

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