リテラリーマシン―ハイパーテキスト原論

  • ポイントキャンペーン

リテラリーマシン―ハイパーテキスト原論

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 406p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784756104182
  • NDC分類 007.63
  • Cコード C3055

内容説明

その名は、Xanadu。壮大かつ大担不敵な、幻のプロジェクト。“ハイパーテキスト”の生みの親にして、コンピュータ社会の大予言者テッド・ネルソン畢生の全シナリオついに完訳なる。情報ハイウェイ構想も、インターネットのコンセプトも、まさにここから始まっていた。

目次

序章 ハイパーワールド
第1章 (明白なビジョン;素晴らしい開発センス;ふたつの文化が未来に向かう ほか)
第2章 普遍的な電子出版システムと文庫の提案(電子的な文献システム;文献とは何か?;テキストおよび進化し続ける構造のための本当の記憶システム ほか)
第3章 (ザナドゥ・ハイパーテキスト・システムの概要;ハイパーテキストの問題;知のサブカルチャーへ向けて ほか)
第4章 (実用化への唯一の道;システムの調整;ザナドゥ文書 ほか)
第5章 (開発計画;商標;シルバー・スタンド ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

iwtn_

3
知る人ぞ知るザナドゥの構想をまとめた奇書。もし実現していればネットに限らず世界の様相はかなり違っていたものだったろう。この訳書の出版から28年が経過し、wwwがこれだけ普及している現在から見て、なぜ実現しなかったのかを考えるのは興味深いことになると思う。 簡単にまとめると、最初に考えすぎたと思われる。アクセスするためのフランチャイズの計画まで書かれているが、まさかこれだけコンピュータが普及するとは予想できなかったのでは。壮大な計画と完璧な設計をしている間に、wwwは試行錯誤して普及していったわけで。2022/03/30

工作魂

1
1960年代から開発が続く"Xanadu"、恐らくこの本もハイパーテキストで書かれたっぽい構成で、読み易くはないのだけれど、著者の熱量が凄い。機密のためか技術的な説明がほとんど書かれていないのはちょっと残念。 巻末の監訳のお2人や北大教授(当時)田中譲さんのお話がとても良い。 ダグラス・エンゲルバートさんはじめ、まぁ、とにかく、著名人の名前がちょいちょい出てくるのが凄いのだけれど、一番に極めつけはロバート・A・ハインラインさんでしょう(^^)。びっくりする箇所で登場。2023/04/22

ULTRA LUCKY SEVEN

0
ザナドゥ計画は未完に終わるだろうが、「ハイパーテキスト」はやはり惹きつけられる。現在のネットは「著作権」を無視しているから成り立っている。テッドネルソンは「地球人類図書館」を作りたかったのだと思う。2014/10/20

Lian

0
今世紀中には完成して欲しいですね。2013/04/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/238747
  • ご注意事項