内容説明
本書は米国ACM(Association for Computing Machinery)によって企画された極めて特徴のある図書である。1986年1月にpalo altoにおいてACMによって企画された同名の会議にはワークステーションの歴史を実際に作りあげた人々が招待され、その歴史的な業績に基づいた講演を行なった。本書はそこで発表された論文を集め、講演で行なわれた質疑応答をも採録し、さらに、重要な参考論文をも収録した。
目次
基礎講演 「パーソナル」ワークステーションの歴史について(ゴードン・ベル)
個人的に見たパーソナルワークステーション(ダグ・T・ロス)
初期の歴史に関する考察(J・C・R・リックリダー)
アーパネットとコンピュータネットワーク(ローレンス・G・ロバーツ)
数学ラボ―物理学と社会科学のための新しい力(グレン・J・カラー)
知識増大ワークショップ(ダグ・エンゲルバート)
ダイナブック―その過去、現在、未来(アラン・ケイ)
パーソナル分散コンピューティング―Altoとイーサネットハードウェア(チャールズ・P・タッカー)
パーソナル分散コンピューティング―Altoとイーサネットのソフトウェア(バトラー・W・ランプソン)
早すぎた小型コンピュータ「LINC」(ウエズリー・A・クラーク)
ヒューレット・パッカード社とパーソナルコンピュータシステム(チャック・ハウス)
PROMIS技術の歴史―効率のよいヒューマンインターフェイス(ジャン・R・シェルツ)
ユーザー技術―「指示」から「熟慮」へ(ステュアート・K・カード;トーマス・P・モーラン)