出版社内容情報
今夜はぼく、ひとり。かべから出ている糸みたいなものをひっぱったら、あれ! かべのすきまができちゃった。なんとそこから出てきたのは・・・大阪弁をしゃべるおばちゃんたち! 夜のお留守番中に起こった、不思議で楽しいこととは?
内容説明
こんやはぼくひとり。かべからでてるいとみたいなものをひっぱったらかべのすきまができちゃった。かべのすきまからでてきたのは、なんとおばちゃん!?
著者等紹介
中西翠[ナカニシミドリ]
大阪府高槻市生まれ。梅花女子大学児童文学科卒業。会社員を経て歯科衛生士となる。『クローバー』(講談社)にて、日本児童文芸家協会創作コンクール優秀賞・文部科学大臣賞・児童文芸新人賞を受賞。日本児童文芸家協会会員。プレアデス同人
澤野秋文[サワノアキフミ]
1981年生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒。デザイナーをしつつ、絵本作家として作品を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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papapapapal
53
ひとりぼっちの怖い夜、壁のすきまから現れたのは…ヒョウ柄タイツに紫眼鏡、トラ顔シャツ着た大阪弁のおばちゃん!しかも3人(笑)!! 嵐のような3人組に可愛がられ、気が付けば夜の怖さも何処へやら。ただひたすらに楽しい時間を過ごすのでした♪ 底抜けに明るいナンセンス絵本。とにかくおばちゃんたちの描写が良い! さてさて、お次は誰が出てくるのかしら。。。2020/06/01
anne@灯れ松明の火
52
新着棚で。最近、読友さんが読んでいた澤野秋文さんの絵だと気づいて借りてみた。ひとりでお留守番。何だか怖い……。出だしは絵も、不安な空気。ところがところが、想像もできない展開に、大笑い。どうして、この3人が?(笑) 見返しも初めと終わりが違い、終わりの見返しで、もう一度笑える。裏表紙で、またドキドキ。中西さん初読み。児童書「クローバー」、読みたい本に入っていた。読まなくちゃ!2019/10/30
とよぽん
48
室井滋さんがラジオ番組で紹介、朗読していた絵本。ストーリーが面白かった(もちろん、室井さんの朗読がとてもよかった)ので、図書館で実物を読んだ。異界というほどでもないが、不思議愉快なお話だった。2023/04/15
しぃ
39
わー、そうきましたか。先日読んだ怪談えほんシリーズかと、読む前に表紙と裏表紙を確かめた私の時間、無駄!笑 1人の時っていつもは気にならない壁の模様や傷が気になるよね~、という共感からの、まさかの展開。楽しかったです。2020/08/11
ヒラP@ehon.gohon
38
壁のすき間から飛び出した三匹のおばちゃんたち。 こてこての大阪のおばちゃんたちの行動には、笑ってしまいました。 本当は怖いシチュエーションではないかと予測した流れを、見事に裏切る、喜劇に仕立ての楽しい絵本です。 次は何が出てくるのでしょう。2021/02/09