内容説明
1972年、女性による女性のための画期的な雑誌「ミズ」を創刊。あらゆる差別をなくすために活動を続ける女性解放運動のパイオニア、グロリア・スタイネムのめざすこれからの社会とは?
著者等紹介
ブラックウェル,ジェフ[ブラックウェル,ジェフ] [Blackwell,Geoff]
ジェフ・ブラックウェルは、ニュージーランドを拠点に、書籍やオーディオブックの企画・制作、展示企画、肖像写真・映像を手掛けている、ブラックウェル&ルース社のCEO。編集長のルース・ホブデイと組んで、40ヵ国の出版社から本を出版している
橋本恵[ハシモトメグミ]
翻訳家。東京生まれ。東京大学教養学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kenitirokikuti
7
図書館にて。マンデラ財団のインタビュー冊子。ニューヨーク誌やミズ誌を共同創刊した。祖母と母は神智学のひとだし、スタイネム自身も若い頃にインドに滞在してる。この冊子シリーズだいじょうぶなのか?2021/02/13
at@n
2
最近読んだインタビューもののなかでも最も示唆に富み面白かった。人前で話すのが苦手すぎてかえって対話の重要性を学んだというのも面白い。旅からさまざまなことを学んだというのも興味深いし、このインタビューは短いので自伝の『My Life on the Road』を読んでみたい。女性は、他人に親切にしているように自分のことを大切にすることをむしろ学ぶべきというのも大事な視点だと思った。2021/04/06
福
1
集団はピラミッド型ではなくサークル型になるべき、というアイディアはとても良いと思った。 最近メディアでの女優表記が俳優表記に変わり、大企業の女性従業員のヒール靴強制が撤廃されてきている。 女神は連携に宿る、とはなんと素敵な言葉なのだろう。2021/09/15
風が造る景色
1
ネルソン・マンデラ財団がプロデュースする「信念は社会を変えた」シリーズの1冊。人物紹介にあたる序章とプロローグ、それから本人のインタビューからなる。70年、80年代の女性解放運動家のパイオニアだけど、自由と自分らしさを大切にする人生観がわかるインタビューが良かった。大統領選の選挙人制度が、奴隷制度を持つ州から求められてできたシステムであるとは知らなかった(つまり奴隷を5分の3として州人口に加算させた)。 「自分の本心は、興味や好奇心、「なるほど」と思うことから見つかる。そして本心は笑いからもみつかる」 2021/01/22