内容説明
生きものは、死んだら、どうなるの?生命の終わりをやさしくみつめるマーガレット・ワイズ・ブラウンの不朽の名作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
71
「ことりが しんでいました。」子供たちは小鳥のためにお墓を作ってお葬式をしてあげようとします…。「死」という現実を避けることなく、また変に美化することもなく、あるがままに描いている。子供たちの気持ちが良く分かります。考えてみれば、私が子供の頃は小さな生き物たちの死はごく身近にありました。小鳥の死を悲しむ子供たち。でもやがて、忘れていってしまいます。悲しいけれど、それでいい。2023/01/17
かおりんご
41
絵本。こういう作品ってはじめて。お葬式をしちゃうところがなんとも言えません。死んだ鳥には触れちゃいけないって指導しているしなぁ。死が重い。2016/05/25
mincharos
40
子供たちがことりを見つけた時、ことりは既に死んでいました。子供たちはおそうしきをしてあげます。死んだばかりの時はまだ温かく、それが時間が経つにつれてつめたくなり、かたくなり、、、そういうことも簡単な文章で書いてある。息子は神妙な面持ちで聞いていたように見えたけど、下の娘(3歳)はまだ意味が分からないのか、楽しそうでさえあった。そしてこの絵本が気に入ったようで、何度も何度も一人で「ことりがしんでいました。」と好き勝手に読んでおります。2017/09/20
杏子
29
2年生、1年生に読み聞かせ。ちょっとしんみりしてしまった。話は理解できるだろうが、小鳥のおはかを作った場面ではちょっと悲しい気分にさせてしまったようだ。最初にペットを飼ってる人?と聞いてから、元気な時はいいけれど、ペットとの別れは必ずあるもの、と話してから絵本を読み出した。終わった後は愛鳥週間の展示コーナーの本を紹介して気をそらせた。死について考える機会があるのはよいことと思う。2019/05/13
たまきら
28
おそうしきごっこ。死が不思議で仕方なかった子ども時代、たくさんの昆虫やカエルを殺してはお墓を作りました。自分はうっかりオタマジャクシの世話を忘れて大量のちびガエルを死なせてしまったことに今でも後悔しています。オタマは週末稲刈りに行き、友人と二人でちびガエルを死なせてしまい、おはかをつくっていました。人間の中にある何かをくすぐるんだなあ。2016/10/11