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内容説明
盲導犬たちへの最後の愛の贈りもの。世界で初めて、世界でも例のない盲導犬のための老犬ホーム。その運営にかかわって28年の著者が語る老犬ホームの暮らし。
目次
老犬ホームにようこそ
老犬ホームができるまで
老犬ホームから広がる世界
私の生い立ち
森の小さい牧場
私、犬の飼育の仕事がしたい
北海道盲導犬協会のドアをたたく
北の大地に夢をつむぐ福祉施設
ラブラドール・レトリバー
老犬たちから学んだこと
老犬ホームの一日
老犬飼育委託ボランティアさんと暮らすパール
寒さと犬は天からの贈りもの
ミニーが欲しかったもの
我が家にきたはじめての犬、ラン
私の夢
著者等紹介
辻惠子[ツジケイコ]
1966年、札幌生まれ。札幌市立平岸高等学校、北海道立武蔵短期大学卒業。1988年、北海道盲導犬協会の老犬ケネル(犬舎で犬の健康管理)の担当職員として採用され現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
95
ハーネスをはずして。 2016.04発行。字の大きさは…大。 老犬ホームは、視覚に障害を持った人達を助けて約10年の御勤めを果たした盲導犬ラブラドル・レトリバーの老後の新たな生活が始まる場所として、北海道盲導犬協会が世界で初めてハーネスを外した盲導犬の帰って来る家を作りました。 犬の老人ホームです。 これからは、普通の犬として、甘えたり、遊んだり、匂いを嗅いだりしてゆっくり過ごしてね。(⌒-⌒)ニコニコ...2020/04/12
東谷くまみ
29
多くの人の愛情・善意から生まれ、熱意と奉仕により広がった盲導犬事業。厳しい訓練に耐え、ユーザーさんと確かな絆を築き引退を迎える盲導犬のための施設、老犬ホーム。そこに勤める辻さんの半生と老犬達との暮らしが綴られる。高校生の時、訓練士になりたかったが身長制限があり断念した。辻さんの前へ進む勇気、必ずやり遂げるという芯の強さ。私にないものばかり。この本を読んで私もやっぱり犬の役に立ちたいと思った。子供がもう少し大きくなったら保護犬の預りボランティアに登録しよう。夢を応援してくれる良書、子供にも読んでほしい。2020/04/03
ブルちゃん
19
出てくる写真が可愛いUo・ェ・oU💕当たり前だけど、皆ちょっとずつ顔が違うのね~🤣著者の行動力も凄いなあ🤔✨そして「ただいま」「おかえりなさい」「ご苦労さま」「ありがとう」「またね」って、色んな言葉が残る。私にも「ただいま」って帰ってきてほしい子がいる。ありがとくまみん♡2021/07/12
おはなし会 芽ぶっく
9
第43回読書感想文コンクール北海道指定図書 高学年 マンガの『ハッピー』を読んでいるので盲導犬については興味深かったのですが、盲導犬が引退した後の老犬ホームが北海道からスタートしたとは知りませんでした。2018/02/11
tsunehisa
7
【借り物】老犬ホームで余生を過ごせる犬たちは幸せだなあ。老犬ならではの可愛さ、私は大好きです。とはいえ大型犬のお世話は本当に大変。気持ちがないと続かないお仕事ですね。最後の「私の夢」では涙が…。2016/06/16