ドイツ人はなぜヒトラーを選んだのか―民主主義が死ぬ日

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ドイツ人はなぜヒトラーを選んだのか―民主主義が死ぬ日

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  • サイズ 46判/ページ数 416p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784750516677
  • NDC分類 234.072
  • Cコード C0022

内容説明

ナチ党の活動は、第一次大戦後に英米が押し進める国際協調、経済的にはグローバリゼーションに対する抵抗だった。戦後賠償だけがドイツを追い詰めたわけではない。ロシア革命などによる東方からの難民、共産主義への保守層の拒否感、社会の激しい分断、正規軍と準軍事組織の割拠、世界恐慌、「ヒトラーはコントロールできる」とするエリートたちの傲慢と誤算。それらを詳細に追いながら、ヒトラーが完全にドイツを掌握するまでを描く。

目次

1 八月と一一月
2 「信じてはいけない、彼が本当のことを言っていると」
3 血のメーデーと忍び寄る影
4 飢餓宰相と世界恐慌
5 国家非常事態と陰謀
6 ボヘミアの上等兵と貴族騎手
7 強制的同質化と授権法
8 「あの男を追い落とさねばならない」

著者等紹介

ヘット,ベンジャミン・カーター[ヘット,ベンジャミンカーター] [Hett,Benjamin Carter]
1965年、ニューヨーク州ロチェスター市生まれ。ハーバード大学にて歴史学博士号取得。専門はドイツ史。ヒトラーの台頭とヴァイマル共和国の崩壊を取りあげた著作、Death in the Tiergarten:Murder and Criminal Justice in the Kaiser’s BerlinとCrossing Hitler:The man Who Put the Nazis on the Witness Standは広く知られ、複数の賞を受賞した

寺西のぶ子[テラニシノブコ]
京都府生まれ。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

syaori

67
当時最高水準の民主主義を採用したヴァイマル共和国。そこからなぜナチ政権が生まれたのか。作者はその要因として、第一次大戦後の英米を中心とした世界秩序と進展するグローバリゼーションへの反発、リベラル派から政権を奪うためにナチ党を利用しようとしたヒンデンブルク大統領をはじめとするナショナリスト右派の存在などを挙げます。そしてそのような1930年代と現在との類似を指摘するのですが、その中でそれを打破するには「不寛容なイデオロギーを通じて自ら進めた知的孤立をやめることだ」というナチに抗した論客言葉が心に残りました。2022/09/08

みねたか@

28
第一次大戦からワイマール共和制へと至るドイツの政治史に関する知識があれば一層理解が深まるに違いない。だが、背景の知識がない私でも、本書のナチ党の誕生からヒトラーの政権奪取に至る過程は、非常に生々しく迫ってくる。引用されているドラッカーの言葉「ナチズムの公約を理性をもって信ずることが入党の条件であったとすれば、誰一人ナチスの党員にはなれなかったに違いない」が強く印象に残る。2023/11/27

駄目男

20
ペリー来航の1853年から明治維新までの1868年の15年間、この幕末といわれる時代をドイツ人が勉強するとなるとかなり厄介で難しいと思う。武家、大名の名前のややこしさから、無数に出て来る人物。朝廷と幕藩体制の関わり方、目まぐるしく変わる政局など、日本人が覚えるにも大変だが、逆に第一次大戦後の1919年、ヴァイマール共和国誕生からナチ政権誕生の1933年までの14年間を日本人が勉強するとなったら、これまた厄介だ。ドイツ人の長ったらしい名前と発音の難しさ。各政党から無数に出て来る人の多さ。日本人だから2023/11/28

フロム

11
重要なのはナチが独裁できたのは必然か?偶然か?だと思う。著者はxポイントをヒトラーが首相就任と見ている様である。首相就任以後のナチの行動はほぼクーデターなのでその考えは説得力がある。ではナチの独裁は必然かと言うとナチも政権を握る前はギリギリレベルて合法的な活動をしており薄氷を踏む瞬間が度々あったといえる。とてもじゃ無いが直線的に独裁が成功できたとは思えない。やはり当時の時代背景が大きく左右している印象が強い。ただ一つ言えるのヒトラー率いるナチの一派は現代から判断しても超絶有能な政治集団であったと言うこと。2020/12/28

PenguinTrainer

10
政治的信頼を得ていない1軍人がどのようにして、国を・世界を変えていったのかが歴史に沿って書かれた本。誰も最初っから過激な思想を持って政治に参加していたわけではなく、日々の生活の不満を政治に・民主主義に見出してそれを推し進めることで歴史に残る事件となってしまったことが細々と書かれていた。コロナ下で分断の進む現代にも共通する事項があるように感じ、恐怖を覚えた。2021/06/08

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