失礼ながら、その売り方ではモノは売れません

林 文子【著】

亜紀書房（2005/07発売）

• サイズ B6判／ページ数 192p／高さ 20cm
• 商品コード 9784750505039
• NDC分類 673.3
• Cコード C0033

内容説明

モノが売れない時代に高級車のトップセールスを続け、“カリスマ経営者”とうたわれた著者が、持てるノウハウをすべて公開。

目次

第１章　デフレ時代の、これが私の売り方（これからますますご用聞きビジネス―私の経験１；来店即決の営業―私の経験２　ほか）
第２章　セールスは結局、自分を売っているのです（販売に奇策なし、の本当の理由；マーケティングでモノは売れない　ほか）
第３章　売れる営業は目のつけどころが違う（高いモノが売れるにはワケがある；買い物はエンタメである　ほか）
第４章　チーム力でモノを売る秘訣（３Ｋ職場のすすめ；話しコミが業績を上げる早道　ほか）

著者等紹介

林文子［ハヤシフミコ］
１９４６年、東京都生まれ。都立青山高等学校卒業。東レ、松下電器産業勤務の後、７７年ホンダの販売店に入社。当時としては珍しい女性セールスとなる。入社翌月よりトップセールスに。８７年、ビー・エム・ダブリュー（株）入社。同社初の女性セールスとして、約５年間に４００台の販売を達成し、営業管理職に。９３年、新宿支店長に抜擢され、業務が低迷していた同支店を最優秀支店に育てる。９８年、中央支店長に就任。同支店も最優秀支店に。在任中フォルクスワーゲングループにスカウトされ、９９年直営であるファーレン東京（株）代表取締役社長に就任。４年間で総売上、販売台数とも倍増させる。２００３年８月、ビー・エム・ダブリュー東京（株）代表取締役社長就任。０５年５月、（株）ダイエー代表取締役会長兼ＣＥＯ就任。「ビジネスの基本はコミュニケーション」を経営理念に掲げ、新生ダイエー再建に賭ける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Humbaba]

人は，自分の決断を評価してもらいたがる．例え自分の商品を買ってもらえなかったとしても，相手の決断に賛成し，次の機会には自分の手から買ってもらえるように頼む．そうすることで，信頼関係を築くことが出来，結果的に成功できる．

2012/02/11

[KAKAPO]

林文子さん、スゴイですよね。やっぱり営業って、お客様の立場で考える。そうすることで、ユトリのあるお客様が、林さんの成績のために成約してくれることすらあった。お金は、相手を思う気持ちの対価として、支払われるのかもしれませんね。

2013/06/14

[tetsubun1000mg]

「しなやかな仕事術」が面白く、車業界時代に書かれたこの本を読んでみる。　本の出版前にはダイエーの会長兼社長となられたので表紙ではその役職が出ている。　３１歳でホンダのディーラーで１０年間車のセールスを続けた後、ＢＭＷのセールスに転職してからもトップセールスで、支店長も任せられる。　その後ＶＷ東京の社長も経験されて、ダイエーから横浜市長となっていく。　まさにサクセスストーリーそのもの。　読んだ２冊に通じるのはお客様ファースト、従業員ファーストが貫かれていること。　横浜市ではどこまで通じているのか気になる。

2020/10/03

[koromo]

小売業についたけれども母の影響でプライドや見栄でガチガチの私にと父が送ってくれた本。ノウハウ本というよりは彼女の仕事人生のエッセイ。途中から「あれさっきも同じようなこと言ってなかったっけ？ぐるぐる」と。項目に関してもっと精査できたのではないかしら。女性特有のプライベートについて掘り下げてくれればより面白かったと思う。

2014/12/07

[よったん]

車業界にスゴい女性の営業の方がいらっしゃる事は別なメディアで知っていたのですが、一番になる人の考えを知りたくて読んでみたら、参考になることが多く、畑違いでもためになりました。人に何かを売る仕事の方はどんな業態でも読むといいと思います。

2013/04/13