出版社内容情報
自民党は長らく、女性を従属的な「わきまえる」存在と見なし、「イエ中心主義」の政治指向を形成してきた。戦後の保守再生の流れの中で、そうした女性認識はいかに形作られ、戦略的に再生産されてきたのか。国会に女性が増えない原因を解き明かす画期的試み。
内容説明
自民党は長らく、女性を従属的な「わきまえる」存在と見なし、「イエ中心主義」の政治指向を形成してきた。戦後の保守再生の流れの中で、そうした女性認識はいかに形作られ、戦略的に再生産されてきたのか。国会に女性が増えない原因を解き明かす画期的試み。
目次
1 女性認識の形成と再生産―自民党の政治指向をめぐって(女性議員数の推移と概観;自民党の政治指向「イエ中心主義」;家族イデオロギーの形成と日本型福祉社会;日本型多元主義による「イエ集団」としての政党;政治指向の象徴としての血縁継承)
2 自民党議員のキャリアパス分析―候補者選定の傾向について(「イエ中心主義」の議員選定;医療関係出身者のキャリアパス;教育関係出身者のキャリアパス;メディア出身者のキャリアパス;民間企業出身者のキャリアパス;地方議会から国政へのキャリアパス;地方議会と女性議員)
著者等紹介
安藤優子[アンドウユウコ]
1958年生まれ。東京都立日比谷高校からアメリカ・ミシガン州ハートランド高校に留学。同校卒業。上智大学外国語学部比較文化学科卒(現:国際教養学部)。上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科グローバル社会専攻修士課程修了(2008年3月)。社会学修士号取得。東京大学大学院人文社会系研究科客員准教授(2009年4月1日~9月30日)。上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科グローバル社会専攻博士課程後期・満期退学(2013年9月)。グローバル社会学博士号取得(2019年9月)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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