内容説明
本書は、OECD加盟国、加盟候補国、パートナー国の国民の健康と保健医療制度の運用の主な指標を比較している。そして、国民の健康状態と健康追求行動、医療へのアクセスと医療の質、保健医療に利用可能な資源の点で、各国間の違いを明らかにしている。特に明記しない限り、各国の公式統計から得られた80の指標にわたる最新の比較可能なデータに基づいて、分析を行っている。指標別の分析に加えて、概要の章では、各国の運用の比較と主な傾向を要約している。これには、人員配置、アクセス、質、健康アウトカムに、保健医療支出がどの程度関連するかといった分析が含まれている。また、この2019年版では、人中の保健医療制度のために何が重要かを測定するテーマ別の章とともに、患者報告アウトカムと患者経験にも特に焦点を当てている。
目次
指標の概要:各国の比較可能な制度運用と主な傾向
人中心の保健医療制度のために重要なものを測定する
健康状態
健康の危険因子
医療へのアクセス
医療の質とアウトカム
保健医療支出
保健医療労働力
保健医療活動
医薬品部門
高齢化と介護
著者等紹介
鐘ヶ江葉子[カネガエヨウコ]
京都大学経済学部卒業。元厚生労働事務官。愛媛県新居浜市出身
村澤秀樹[ムラサワヒデキ]
盛岡大学栄養科学部准教授(公衆衛生学)。新潟県長岡市出身。日本大学農獣医学部(現生物資源科学部)卒業、東京大学大学院農学生命科学研究科修士課程修了。元厚生労働事務官。人事院行政官国内研究員として、筑波大学大学院人間総合科学研究科博士課程を修了。博士(学術)。専門は医療経済学、公衆衛生学、保健医療政策学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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