飼いならす―世界を変えた10種の動植物

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飼いならす―世界を変えた10種の動植物

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  • サイズ 46判/ページ数 443p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750350851
  • NDC分類 645.02
  • Cコード C0098

内容説明

狩猟採集民だった人間(ホモ・サピエンス)は、野生の動植物をそのまま享受するだけだった。やがて人間がいくつかの野生の種に手を加えて飼いならす(家畜化・栽培化する)ようになると、歴史は激変する。人口は増え、文明が興った。そしてそれらの種は人間の生存と繁栄にますます欠かせない存在となっていった…。該博な知識と非凡な行動力を兼ね備えた著者が、考古学や最新の遺伝学の知見等も織り交ぜながら、人間とその盟友となった種とのかかわりを軸に、人間とは何者なのかを探究する旅に読者を誘う。生動感あふれる筆致で描かれた「われわれの物語」の金字塔。

目次

1 イヌ
2 コムギ
3 ウシ
4 トウモロコシ
5 ジャガイモ
6 ニワトリ
7 イネ
8 ウマ
9 リンゴ
10 ヒト

著者等紹介

ロバーツ,アリス[ロバーツ,アリス] [Roberts,Alice]
人類学者。バーミンガム大学教授(「科学への市民の関与」講座)。1973年イギリス生まれ。テレビ番組の司会者や著作家としても知られ、BBC2で人類進化をテーマとするいくつかのシリーズに出演

斉藤隆央[サイトウタカオ]
翻訳家。1967年生まれ。東京大学工学部工業化学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

89
アリス・ロバーツは『生命進化の偉大なる奇跡』以来2冊目。なかなか刺激的な本をお書きになる。ここ数年の間に考古学に遺伝学が加わることで、新知見が続々と発表されている。遺伝学で確実に証明されたことは、イヌの祖先はタイリクオオカミという単一の野生種など数多くあり、また狩猟採集民がコムギやイネを野生株から栽培し始めていたことなどわかりつつある。今までの考古学の常識も変わるだろうし、将来全ゲノムの解析を終えたニワトリなどの家畜の世界もCRISPERなどの遺伝子編集技術で変わる可能性もある。また想像するしかないのは⇒2020/12/01

やいっち

78
「狩猟採集民だった人間(ホモ・サピエンス)は、野生の動植物をそのまま享受するだけだった。やがて人間がいくつかの野生の種に手を加えて飼いならす(家畜化・栽培化する)ようになると、歴史は激変する。人口は増え、文明が興った。そしてそれらの種は人間の生存と繁栄にますます欠かせない存在となっていった…」ドラマを描くもの。2022/12/01

アナーキー靴下

48
人間の文明を支えてきた動植物の起源と生物的・文化的変遷を、人類学者の著者が考察した本。地理的にも時代的にも範囲が広く、現代に生きる狩猟採集民の食文化にまで話が及び、かなり読み応えがあった。遺伝学はいまや考古学のツールのひとつ、という言葉が出てくる通り、発掘された痕跡のゲノム解析からの仮説・推論が多いが、遺伝子組み換えに関する話も飛び出してきて、過去だけでなく未来に想いを馳せ、知見を生きた学問に繋げようという意志を感じた。人為選択は人を介した自然選択という言葉や、野生種の遺伝子プールの重要性が印象に残った。2020/12/26

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

20
家畜化、作物化の工程はこれでもかというほどあちこちで解説されているけど、なぜそれを家畜化・作物化しようとしたか、そのきっかけに触れたものは珍しいのではないかと。パラダイムシフト的だった記述、1:英国の森林さえも畑になる 2:他の哺乳類の乳腺から乳を絞ってそれを飲むと誰が思いついたか 3:コロンブス以前にアメリカに牛はいなかった 4:ダーウィンの種の起源の次の著作が「家畜・栽培植物の変異」だったこと 5:雌鶏は卵が別の卵を作るための手段にすぎない〜サミュエル・バトラー 2021/02/06

ta_chanko

19
イヌ・コムギ・ウシ・トウモロコシ・ジャガイモ・ニワトリ・イネ・ウマ・リンゴ、そしてヒトがどうやって飼育栽培化されてきたかを最新の研究を踏まえて丁寧に研究。野生種から単線的にすすんだのではなく、いったん飼育栽培化されたものが野生種との交雑を繰り返しながら、その土地に適応して現代にいたる。野生種との交雑は遺伝的多様性を確保するためにも不可欠。多様性が極度に失われると、アイルランドのジャガイモ飢饉のような悲劇が起こりやすくなる。遺伝子組み替えは諸刃の剣。人類を救う技術にもなりうるし、予期せぬ影響を及ぼすことも。2021/01/08

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