海の民俗文化―漁撈習俗の伝播に関する実証的研究

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  • サイズ A5判/ページ数 373p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784750320762
  • NDC分類 384.36
  • Cコード C0039

出版社内容情報

佐渡、対馬の漁労形態、広島・東京の海苔の製造法の対比など、明治期以降、現在までの漁労形態の変遷を、緻密なフィールドワークと豊富な文献により踏査。大きく変化した近代日本の生活形態のなか、それと深く関わり変化した漁労の歴史を浮き彫りにする。

内容説明

本書は、成城大学民俗学研究所の共同研究「漁撈習俗の伝播に関する実証的研究」(平成一五~一六年度)の参画者全員の研究成果を収録した論文集である。この共同研究は、これまで省みられることの少なかった漁撈習俗の伝播について、実証的に研究しようとしたものである。

目次

序章 なぜ、今、「伝播」を問うのか
第1章 佐渡と石見漁師の伝承
第2章 「改良」と呼ばれる技術の伝播―海苔生産の伝播と技術伝承
第3章 丹後ブリ大敷網導入前後
第4章 移住地域における民俗文化の空洞化と組成化
第5章 漁撈習俗伝播の諸相―資源分布と文化受容
第6章 総括にかえて

著者等紹介

小島孝夫[コジマタカオ]
1955(昭和30)年、埼玉県生まれ。筑波大学大学院修士課程環境科学研究科(文化生態専攻)修了(学術修士)。千葉県立大利根・安房・関宿城各博物館学芸員を経て、成城大学文芸学部助教授・日本民俗学(生業論・環境論)
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