世界人権問題叢書
共同研究中国戦後補償―歴史・法・裁判

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750312514
  • NDC分類 369.37
  • Cコード C0336

出版社内容情報

アジアに対する日本の戦後補償をどう解決するか。その最たるものとしての中国人戦後補償をめぐって,歴史学,行政法,国際法,国際私法,中国法,裁判実務各分野から多角的・立体的に検証し探る解決の途。

第一章 歴史学からみた戦後補償[川島真]
第二章 行政法からみた戦後補償[秋山義昭]
第三章 国際法からみた戦後補償[申惠ボン]
第四章 国際私法からみた戦後補償[奥田安弘]
第五章 中国法からみた戦後補償[鈴木賢]
第六章 裁判実務からみた戦後補償[山田勝彦]
第七章 南京判決の概要と評価[尾山宏]

内容説明

1998年9月12日、東京代々木のオリンピック・センターにおいて、「戦後補償シンポジウム」が開催された。このシンポジウムでは、憲法・行政法・国際法・国際私法・中国法という法律分野の研究者と歴史学の研究者、さらに中国人戦後補償弁護団の弁護士がそれぞれの立場から報告をおこない、討論をおこなった。聴衆としては、様々な戦後補償裁判に関わっている弁護士や支援団体の会員が参加し、時には報告者との間で鋭い意見の対立を交えながら、シンポジウムは、一定の成果を挙げることができた。そこで、各報告者があらためて論文を執筆し、一冊にまとめることによって、その成果を広く各界に問うことにした。

目次

第1章 歴史学からみた戦後補償
第2章 行政法からみた戦後補償
第3章 国際法からみた戦後補償
第4章 国際私法からみた戦後補償
第5章 中国法からみた戦後補償
第6章 裁判実務からみた戦後補償
第7章 南京判決の概要と評価