内容説明
大学入学早々に、廃部寸前の落研(落語研究会)に、無理やり入部させられた越智健一。そこで待ち受けていたのは、浮世離れした落語の天才・岸と、万事爽やかや武術の達人・中村という風変わりな先輩ふたり。部員が3人をきったら自動的に廃部、という規則をなんとか死守しているオチケンだが、勢力拡大を狙う他のサークルが、その部室を虎視眈々と狙っている。そんな中、岸がトラブルに巻き込まれ、退学の危機に陥ってしまう。しかし、もっと大きな陰謀のにおいをかぎつけ(てしまっ)た越智は、仕方なく調査をするうちに、不可解な事件が多数、キャンパス内で起きていることに気づく…。勝手気ままな先輩たちに振りまわされ、授業には出席しそこね、必須科目の単位を落とす危機に瀕し、学生部からは目をつけられる。さらなるピンチに襲われる、越智健一の運命やいかに!?大人気『オチケン!』につづく青春落語ミステリー、第2弾。
著者等紹介
大倉崇裕[オオクラタカヒロ]
1968年京都生まれ。会社勤務のかたわら、小説執筆をつづけていた。1997年短編「三人目の幽霊」が第4回創元推理短編賞で佳作となり、1998年「ツール&ストール」で第20回小説推理新人賞を受賞し、作家としてデビュー。本格的なミステリーとしての醍醐味、ユニークな設定や愛すべき登場人物たちの醸しだす温かい魅力にあふれたその作品は、幅広い層のファンに支持されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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かっぱ
B.W.
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