ミステリーya!
オチケン、ピンチ!!

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  • サイズ B6判/ページ数 311p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784652086339
  • NDC分類 K913
  • Cコード C0093

内容説明

大学入学早々に、廃部寸前の落研(落語研究会)に、無理やり入部させられた越智健一。そこで待ち受けていたのは、浮世離れした落語の天才・岸と、万事爽やかや武術の達人・中村という風変わりな先輩ふたり。部員が3人をきったら自動的に廃部、という規則をなんとか死守しているオチケンだが、勢力拡大を狙う他のサークルが、その部室を虎視眈々と狙っている。そんな中、岸がトラブルに巻き込まれ、退学の危機に陥ってしまう。しかし、もっと大きな陰謀のにおいをかぎつけ(てしまっ)た越智は、仕方なく調査をするうちに、不可解な事件が多数、キャンパス内で起きていることに気づく…。勝手気ままな先輩たちに振りまわされ、授業には出席しそこね、必須科目の単位を落とす危機に瀕し、学生部からは目をつけられる。さらなるピンチに襲われる、越智健一の運命やいかに!?大人気『オチケン!』につづく青春落語ミステリー、第2弾。

著者等紹介

大倉崇裕[オオクラタカヒロ]
1968年京都生まれ。会社勤務のかたわら、小説執筆をつづけていた。1997年短編「三人目の幽霊」が第4回創元推理短編賞で佳作となり、1998年「ツール&ストール」で第20回小説推理新人賞を受賞し、作家としてデビュー。本格的なミステリーとしての醍醐味、ユニークな設定や愛すべき登場人物たちの醸しだす温かい魅力にあふれたその作品は、幅広い層のファンに支持されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

61
このあとがきはつまり、更なる続編の執筆も考えているということだよね。是非とも実現してもらいたい。2013/03/25

かっぱ

42
【図書館】「オチケン!」の続編です。前回に未解決だった事件の続きから始まる。そしてまた未解決の事件を残して終わる。ということは続編ありってことですね。本文の中に落語がそのまま出てくるのが好きです。落語ってリズムなんですよね。1度でも聴いたことがあれば、読んでいて噺家が高座でやるような抑揚のついたセリフとなって頭の中に入ってきます。まるで落語を聴いているみたいな感覚です。大倉さんのもう一方の落語をテーマとしたミステリシリーズはどろどろした人間関係や陰惨な事件が多いですが、こちらはライトなところが好みです。2017/08/14

B.W.

17
基本的には前作と同じ感想。ライトで読みやすく、落語の勉強にもなります。最後は前作同様事件が発生して終わり。果たして続編はあるのでしょうか?あれば良いけど、無くてもいいかな?それよりも、著者には「落語シリーズ」という作品があるんですね。今度はそちらにチャレンジしてみようかな??2010/12/19

しゃちべえ

16
1に続けて読了。随所に落語の知識や噺の紹介などが散りばめられつつ、基本は1と同じくドタバタな感じ。一応、落語の噺を下敷きにした謎ときはあるけれど、トラブル巻き込まれ型のストーリーでミステリ色は薄め。決定的な悪人は出てこないけれど、悪意は散りばめられているので読んで爽快!という感じではないかなぁ。あまり頭を使わずに、軽く読みながら、落語知識にへーというのにはいいかも。2012/12/23

σ(-。-)

14
粗忽長屋も好きな噺なんだよ〜。っと、なーる。オチケンは、こーして、有名人になっていったわけかぁ。納得したよ。越智くんって、まだ、一年生だよね。先を楽しみにしていいのかしら?2013/04/19

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