• ポイントキャンペーン

ミステリーya!
ロング・ドッグ・バイ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 417p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784652086322
  • NDC分類 K913
  • Cコード C0093

内容説明

俺は犬。名はアロー。赤茶色の身体に、頭から背中にかけて白い矢のような模様が入っているので、この名前になった。東京郊外の小さな町、浮羅田町で暮らしている。このところ、人間たちと俺たち飼い犬の間で話題になっているのは、犬の銅像の前に突然出現したゴボウの謎だ。些細といえば些細なできごと。だが、妙な点が多すぎるのは確かだ。幼い柴犬・ボンタから依頼を受け、俺は渋々調査に乗り出した。だが、俺を待ちうけていたのは、不気味な幽霊犬の噂と、ますます混迷していく謎だった。その矢先、もうひとつの奇怪な事件が起きた。犬の鋭い嗅覚と観察眼をもってしか気づけない「不可能犯罪」。俺は、エキスパート犬たちの助けを借り、徹底的に謎を解明する決意をした。プロフェッショナルな技術を持つ犬たちが、リードから放たれ、深夜の町を疾走する!クールでスタイリッシュ、笑いと涙満載のドギー・ハードボイルド。

著者等紹介

霞流一[カスミリュウイチ]
1959年、岡山県生まれ。映画会社に在職時、1994年、『おなじ墓のムジナ』で第14回横溝正史ミステリ大賞に佳作入選し、作家としてデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつき

11
わんこがかわいいのだ。ハードボイルドとか言ってたりするけど、口調だけで内容はぜんぜんハードボイルドじゃないところもまたかわいい。犬にしか気づけない突如生えたごぼうと幽霊犬のなぞ。きちんと伏線とか張って一応ミステリーの体裁をとってるけど、特殊部隊G8が出てからはアクションになってて、他の方が言ってたけど子供向けアニメにぴったり。かわい楽しかった。柴犬か秋田犬飼いたい2013/03/05

ようこ

5
それぞれの犬種の特徴を生かしながら活躍しているのが犬好きにはたまらない。装丁もシンプルなようで凝っている。もし自分の本としてこの本を持っているならカバーをめくると別のイラストが出てくるのも楽しい。ページにも犬の足跡マーク有。あとがきにも遊び心あり。2010/09/25

みっつ

5
犬達への愛がなければ書けない作品。バカミス分は控え目だけど力技トリックは健在。センスが光る犬の掟は本編への引きの為とはいえ帯で紹介し過ぎなのが少し勿体ない。G8出動シーンはノリノリで楽しめたし、愛嬌たっぷりの後書きも好き。ワンモア。2009/10/06

のみちゃん

3
装丁に惹かれ、ミステリーとも知らずに借りてみた。尻尾に軽く噛み付くだとか、物干し竿をくわえるだとか、犬好きとして「有り得ない」と顔をしかめながら読んでしまったが、フィクションとして楽しめば「すげ~」と大笑いしながら犬たちの大活躍を楽しめただろう。張り巡らされた伏線が予定調和的に刈り取られたが、なかなかにリズミカルで気持ち良く読めた。「ワンモア」って良いね。「see you」の代わりに使ってみようかな。2013/07/10

-non-

3
●ミステリーYA!・日常ミステリー●【舞台】現代東京の架空の町浮羅田 【概説】アローは矢のような模様を持つ、ハードボイルドな性格の犬だ。柴犬ボンタの依頼で名犬レノの亡霊の謎と、公園で起こった奇妙な事件の調査を始める。様々な特殊技能を持った8匹の犬(GOOD8)が大活躍。 【感想】ミステリー感は少なめ。子供向けアニメにありそうかも。人間の知らないところで飼い犬たちがこんな活躍をしていたらなぁと想像すると、おもしろい。わくわく楽しい、犬たちの冒険と謎解きの物語。2013/01/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/563812
  • ご注意事項