内容説明
見張りの妖霊たちによって警戒態勢が敷かれたソロモンの塔―その黒壁を巨大な“ヤモリ”がのぼっていた。それは、限りなく不可能な命令にやむなく従わされているバーティミアスの姿だった…。
著者等紹介
ストラウド,ジョナサン[ストラウド,ジョナサン][Stroud,Jonathan]
イギリス、ベッドフォード生まれ。ヨーク大学で英文学を専攻したのち、ロンドンで編集の仕事をしながら、作家になる。現在は家族とともにハートフォードシャーに暮らしている
金原瑞人[カネハラミズヒト]
翻訳家。法政大学教授
松山美保[マツヤマミホ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
UC
10
積みから読了。新しい相棒となったアズマイラは、ナサニエルとも、プトレマイオスとも違った雰囲気でとても新鮮です。今回の外伝は3部作構成ですが、2巻目の区切り方の憎いこと。どうしようもなく次の巻が読みたくなるこの衝動、とても心地いいですね。大人になった今、この感覚が味わえると言うことはおそらく幸せなことなのでしょう。それにしても、小学生の頃から好きなバーティミアス。初めて手にとってからもう10年以上経つのに、小さいときと同じようにワクワクしながら外伝を読んでいる、物語というのは本当に不思議ですね。2017/06/15
kocka
10
三部作の真ん中、3巻目を続けて読みます、バーティミアスの口の悪さは健在ですが、彼の心根は深いものがある。彼みたいに、ささっと切り返してみたいものだ。2015/05/31
みか
10
役者はそろったという感じの中盤。好奇心旺盛で、諦めのいい、でも文句たらたらのバーティミアスが嫌みなくて素敵。憎めないんだよなぁ。その対極にいるアズマイラ。強くて弱くて時分にうそつきな高潔な少女。先の展開が楽しみです。さて、3巻いきますか。2012/05/28
ちゃちゃ
6
相変わらずのバーティミアス。ここまでは、ほぼ予想通りの展開だが。いいぞー。もっとやれー。2018/07/22
鏡也
6
無茶ぶりされても付き合うバーティミアス。口が悪いけど愛されるキャラのまま。召喚出来るものなら呼び出してやりたい>バーティミアス2017/01/16