内容説明
お金持ちのエヌ氏は、博士からロボットを買った。優秀で、なんにでも役に立つというロボットをつれて、離れ島の別荘へ行ったのだが…。シャープでスリリング、そしてやさしさに満ちた星新一のSF。宇宙に、未来に、現代に―子どもたちに読みつがれ、生きつづけていくショートショート31編。小学校中・高学年向き。
著者等紹介
星新一[ホシシンイチ]
1926年東京に生まれる。東京大学農学部卒業。日本最初のSF同人誌「宇宙塵」を57年に創刊。ショート・ショートと呼ばれる短編の新分野を確立し、千以上の作品を発表する。97年没
和田誠[ワダマコト]
1936年大阪に生まれる。多摩美術大学卒業。グラフィック・デザイナー、イラストレーターとして、装丁、挿絵、絵本などを手がける
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっち
36
懐かしい~。今読むといかにも昭和の科学な雰囲気。好きなのは「便利な草花」蚊を食べてくれるが…。和田誠さんの絵もいいな。ロボットにびっくりする宇宙人が可愛い。子供の頃に読んだ本は、やっぱり挿絵つきで読みたいですね。2019/06/29
雨巫女。@新潮部
24
《私-図書館》【再読】学生時代に読んだが、内容をほとんど忘れてしまうぐらい、はるか昔(笑)。旦那が星さんの挿し絵は、眞鍋博さんに限ると言っていたが、私は和田誠さんがいいなあと思ってたら。ジュニア版が、和田さんが多かったらしい。(>_<)2014/03/15
pocco@灯れ松明の火
13
やっぱり シレッといじわるなジョーク いいわぁ。2016/02/21
こゆ
10
小3に読み聞かせ。星新一さんのお話は絵本から入ったけれど、少しひねりのあるオチが気に入ったらしく、別の本もリクエスト。ショートショートで一話が短いので、少しずつ読み聞かせするのにぴったり。私自身、星新一さんを読まずに大人になったので新鮮。登場人物の名前がアール氏とかエム博士とか似たような名前ばかり出てくるのにもウケていた。2022/12/14
とったん
10
話が短くて、あっさりと読めるからよかった。2013/11/10