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スターガール

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  • サイズ B6判/ページ数 314p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784652071977
  • NDC分類 K933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

マイカ高校に入学したその子は自らスターガールと名のる不思議な子。学校に奇跡を起こしながらも、シカトされることになったが…。   中学生


不思議で面白くて、そして胸の痛くなる哀しい物語

 マイカ高校に不思議な女の子が転入してきた。スターガールと名乗るその子は、奇抜なファッションで、ウクレレをかきならしながら、ハッピーな歌をうたう。無邪気で陽気なスターガールは、いつしか校内のアイドルに。しかし、チアリーダーとして、相手のチームにまで声援をおくった事件をきっかけに、その人気は急転落。スターガールは、みんなからシカトされる。ところが、スターガールは、へこたれない。あるダンスパーティーに姿をみせたスターガールは、だれの目もきにせずひとり楽しげに踊りつづけた。その姿に男子生徒たちはパートナーをわすれて、スターガールを取り囲むのだった。


内容説明

ハイスクールの転校生スターガール・キャラウェイは不思議な子だった。白いドレスにウクレレ、ランチタイムの儀式、風変わりなチアガール。彼女は町はずれの砂漠に秘密の場所をもっていた…。ほかでは味わえないラヴ・ストーリー。

著者等紹介

スピネッリ,ジェリー[Spinelli,Jerry]
1941年アメリカ、ペンシルベニア州生まれ。「クレージー・マギーの伝説」でニューベリー賞受賞。ほかの作品に「ひねり屋」「青い図書カード」などがある。本書「スターガール」はペアレンツ・チョイスの金賞に輝き、パブリッシャーズ・ウィークリー誌の“全米書店員が選ぶ2000年いちばん好きだった小説”にも選ばれた。パラマウント社が映画化権獲得

千葉茂樹[チバシゲキ]
1959年北海道生まれ。国際基督教大学卒業。児童書編集者を経て翻訳者として活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

33
日本だけじゃなかったんですね、「出る杭は打たれる」って。スターガールの言ってる事の方が正しいのを知っている レオも自分が村八分にされてしまう事を怖れてみんなと同じ態度を取る。もっとみんなが年令を経てしまえば、「それもまた彼女の個性なんだから」って認められたことが、この年令ではまだ無理。強烈な個性に惹かれていても、彼女を持て余しているレオ。また「みんなと同じ」になろうとするんだけど、空回りしてしまうスターガールも、また自分自身を持て余している。恋にも生き方にも不器用だけど、それだからこそいとおしい若者達。2001/07/01

ぱせり

18
「彼女は、わたしたちの本来あるべき姿、もしくはわたしたちの過去の姿か」というアーチーの言葉が印象的。だからみんなスター・ガールに惹かれ、同時に疎ましく思う。スター・ガール、どこでどうしているのだろう。ヤマアラシのネクタイが小さな希望を運んでくる。星のように。2010/02/01

hamham

15
主人公レオがクソッタレでした。風変りな女の子スターガールの特異性を享受しつつ、彼女がいじめられても味方になってあげず、彼女に普通を強要したり、スターガールと彼女を阻害するその他大勢どちらも捨てがたいとどっちつかずな態度で何もしなかったり。その結果スターガールは追いつめられて消えてしまう。クソッタレでした。こういう中立な傍観者気取っててその実何もしないだけの人物本当に嫌だ。しかも自分がしたこと棚に上げて彼女を学生時代の素敵な思い出みたいに追想してるし…最低。その点ドリはかっこよかった。もう百合でいいじゃん。2018/10/02

mikipon

14
読んでいて、きつかった。読むのがつらいのではなく、気持ちの持って行きようがわからなくて、きつい。スターガールを純粋に賞賛する気持ちにはなれない。彼女の素晴らしさはわかる、レオの気持ちもわかる、彼女を無視した同級生たちの気持ちもまた、わかる。2014/11/19

iku lele

13
再読。何度読んでもスターガールの行動や考え方には、ハッとさせる力があります。今まで自分が普通だと思い込んでいたことが果たして本当に普通だったのか、普通ってなんだろうと改めて考えさせられます。スーザンになって人気者になったときは幸せだったかな。それともスターガールに戻ってからの方が幸せなのかな。少しせつない作品です。2011/02/12

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