斉藤洋の「ギリシア神話」
ギリシア神話 オリュンポスの書

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 170p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784652011621
  • NDC分類 K164
  • Cコード C8314

内容説明

神々の王ゼウス、知恵と正義の女神アテナ、海の神ポセイドン、戦いの神アレス、太陽と芸術の神アポロン、愛と美の女神アフロディテ…。古代ギリシアには、さまざまな領域をつかさどる神々がいました。神々もまた、怒ったり、悲しんだり、恋をしたり、嫉妬したりしながら、人々とともに暮らしていたのです。時を超えて語りつがれ、世界中で愛されてきた、ギリシアの神々の物語が、いま、まったく新しい語り口でよみがえります。斉藤洋の「ギリシア神話」シリーズ第一巻。

目次

アテナの誕生
アッティカをめぐって
アラクネ
オリュンポスの十二神
ヘパイストス
アレス
アポロンの誕生
エロスの矢
コロニスとアスクレピオス
アポロンの七弦琴とヘルメスの黄金の杖
アポロンの恋人たち
アルテミス
デメテルと冥界の王妃
安らぎの女神ヘスティア

著者等紹介

斉藤洋[サイトウヒロシ]
1952年東京に生まれる。亜細亜大学教授。1986年『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞を受賞。1991年「路傍の石」幼少年文学賞受賞

佐竹美保[サタケミホ]
富山県に生まれる。イラストレーターとして、SF、ファンタジー、児童書の世界で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くみ

16
表紙がキラキラしてますが、漫画ではありません。でもとっても斬新なギリシア神話!語りが女神アテナの一人称です。アテナ誕生から始まり兄弟たちの話と続きます。神々のすることに人間が口出ししてはならぬ、しかし神々は一度口にしたことは絶対遂行しなければならない、神々との子供、神と人間との子供、人間同士の子供がいる、などギリシア神話の世界観がよく分かりました。神と人間の距離が近いです。恋愛に奔放だし、嫉妬や怒りも露わにする神々。機織り名人の人間アラクネとアテナとのエピソードが熱がこもって好きです。2020/02/08

maharaja

4
西洋美術を勉強するためにキリスト教の勉強をしてきたが、その根底にはギリシャの文化が深く根付いでいる事に気付き読んだ。一神教と違い、数々の神々がいて面白い。ゼウスはやりちん大王だし、ヘラは嫉妬の塊。息子を「醜い」との理由で捨てたりもする。プロレスにハマった時の感覚に似ている。みんなキャラたってる。喜怒哀楽、感情のグラデーションが豊かで、読んでいて豊かな気持ちになれる。こんなに豊かな物語が西洋の根底にあったという事実に驚き。もっと禁欲的だと思っていた。面白い2014/10/25

さいと

3
ううーん・・・なんていうか微妙。語り手がアテナなのですが、どうしてもお局様(死語かな)がキイキイ文句をいっているように聞こえる。アテナはどちらかというと硬い性格だから、ゼウスの節操のなさが気に入らない様子。でも、そのせいで幾分かゆがんだ見方のような気が。まあ、ギリシア神話の神さまがいかに人間くさく、感情豊かかがわかります。それと同じくらい身勝手ともいえますが。ギリシア神話を軽く楽しみたいならオススメですが、ちゃんと知りたいなら他の本をあたることをお勧めします。2010/10/01

芙由

2
ギリシア神話入門に。知恵と戦いの女神アテナの視点で、オリンポス十二神の有名どころをオムニバス形式に紹介するような構成がおもしろい。2020/11/15

かしこ

1
子供向け本なのでごまかし方が微妙!覚えていた通り、いや覚えていた以上に略奪と浮気ばかり2017/01/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/405449
  • ご注意事項

最近チェックした商品