内容説明
大暴れの限りを尽くした孫悟空だったが、ついには、その反省のため、五行山に封じこめられてしまった。そして、五百年の歳月が流れ…、観音菩薩のはからいで、ようやく救い出してもらったが、そのかわりに、天竺へ経を取りにいく僧・玄奘三蔵の弟子となり、お供をさせられることになった。孫悟空の修行の旅がはじまる。世界最強のファンタジー・アドベンチャー「西遊記」第2弾。
著者等紹介
斉藤洋[サイトウヒロシ]
1952年東京に生まれる。亜細亜大学教授。1986年『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞を受賞。1988年『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞を受賞。1991年「路傍の石」幼少年文学賞を受賞
広瀬弦[ヒロセゲン]
1968年東京に生まれる。絵本、本の挿絵などを数多く手掛ける
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感想・レビュー
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あん
62
息子の「早く読んでっ!!」攻撃に急かされつつ読了しました。 悟空は五行山に五百年も封じ込められていたんですね(*_*)。 三蔵法師や猪八戒が加わり、修行の旅が始まって、やっとお馴染みの西遊記になってきました。 万城目学さんの悟浄出立を読了する前に、こちらの西遊記を全巻読んでおけばよかったと後悔しています(´・ω・`) 児童書で読みやすいのでマイペースに読み進めます!2014/09/25
ちぐ
35
三蔵法師が登場し、悟空との二人旅がメインである2巻。人間にはない力を持ち、釈迦如来様にも上から目線、怖いもの知らずで教養があまりなかった悟空だか、仙術等が使えない弱い存在である人間の三蔵法師が師匠となったことで、悟空は学ぶことも多いようだ。まだまだ師弟関係に初々しさがあって良かった。玉竜と、最後には猪八戒も登場し、徐々に役者が揃ってきた。天竺への旅が本格的になってきてワクワクする。2016/02/27
七色一味
25
読破。さすが児童書、サクサク読める(笑)前巻の中盤以降『鼻持ちならない』から『良くも悪くも真っ直ぐ』な印象になってた悟空。コイツは根っからのお調子者確定で。この巻から玄奘三蔵が登場。そして意外と情けない(笑)三蔵の乗る馬が龍だったのは覚えているが、最初から龍だったわけではないことを初めて知った(恥)そして旅のお供、猪八戒が巻末にて合流。あと、誰だっけ?2023/01/28
たまきら
14
オタマさん、猪八戒で飽きてしまいました。ちっ。続きはもう少し大きくなってからかな?2017/12/09
まるりー
14
玄奘三蔵、玉竜、猪八戒登場。さりげな〜く仏の教えが盛り込まれているようないないような…。動物が長生きして妖怪となり、一行の邪魔をするが、毎回違う何の動物なのか?楽しみになってきた♪2015/06/07