目次
１ 古楽ブームをつくったパイオニアたち―演奏家でたどる古楽の歴史
２ 古楽の目でみた「名曲」―バロックから近代まで
３ 響きの発見―古楽器と演奏家たち
４ 声の饗宴―声楽ソリストとアンサンブル
５ 古楽の生まれた場所―都市にみる古楽の歴史
６ 「バッハ以前」の音楽史―中世・ルネサンスの音楽と社会
感想・レビュー
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今や古楽の響きは一般的なものになってしまい、たまにカール・リヒターが演奏するバッハのカンタータなどを聞いてみると、音の違いよりもまず、そのあまりの遅さに吃驚してしまう。むろん中にはリヒターの速度がしっくりくる曲もあるのだが。たとえばバッハのカンタータ140番の有名なテノールとか。2017/07/26
