内容説明
古代王権からの訣別、その物かげにひそむ謎と人物。大胆な仮説から、天皇制システムの成立と存続の不可思議に迫る。
目次
第1章 天皇の不可侵性
第2章 神道と物部
第3章 出雲とヤマト
第4章 天皇権力と藤原氏
第5章 天皇誕生
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
19
★★★☆神話時代から奈良、平安時代の長い期間より天皇とはなんなのか、どうやって生まれたのかを検証する。その中では、万世一系や伝説、おとぎ話からの視点や失脚した皇族や貴族・豪族からの検証するなど、たかだか250頁弱に盛り沢山に詰め込まれた作品。2018/03/30
mimm
1
ちょっと内容が古い?最近の勢いある著書を読んだ後だったので、なにかおとなしい印象。というかなかなか頭に入ってこなかったのは、あんまり面白くなかったから…かな。でも、後半。藤原氏が絡んでくるとやっぱり面白い。気のせいか文章も生き生きとしている気がします。2011/12/16