内容説明
マイクロマシンは、エレクトロニクスの発達に伴うシリコン加工技術の高度化の延長上に生まれた。その加工のこまかさは、100万分の1メートルの単位。マイクロマシンには、もう一つ別のジャンルがある。それは、生物のもっている機械的な仕組みだ。細菌の鞭毛モーターは、ふつうのモーターと同じ精緻な仕組みをもち、イオンつまり電気によって回る。こちらの微小機械は、もっと小さく、10億分の1メートル単位。本書は、この二つのマイクロマシンの世界を、最先端の学者がわかりやすく紹介した。
目次
第1章 マイクロマシン誕生!
第2章 マイクロマシンを作る技術
第3章 動くマイクロマシン
第4章 “感じる”マイクロシステム
第5章 驚異のバイオモーター
第6章 “すべる”生物機械
第7章 完全なバイオロボット
第8章 機械文明とマイクロマシン