モノから見たアイヌ文化史

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モノから見たアイヌ文化史

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  • サイズ A5判/ページ数 194p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784642082952
  • NDC分類 211
  • Cコード C1021

出版社内容情報

平安時代の和鏡から軍服用の米国製金ボタンにいたる「モノ資料」を取り上げ、文字を持たなかったアイヌ文化の歴史に迫る。アイヌの刀はなぜ切れなくてもよいのか。交易の民である彼らはどうして貨幣を使わなかったのか―。文字による記録を残さなかったアイヌ文化を知るためには、遺された「モノ資料」からの復元が不可欠となる。平安時代の和鏡から軍服用の米国製金ボタンにいたる遺物を取り上げ、和人との交易と蝦夷地の内国化の視点から、アイヌ文化の歴史に迫る。



プロローグ―アイヌ文化とは何か?/? 日本史とアイヌ史(北方史の中のアイヌ/アイヌ史の登場/見えてきた本州アイヌの実像)/? アイヌ文化の形成(アイヌ文化の成立時期とその歴史的背景/初期アイヌ文化にみられる大陸的要素/アイヌ文化の特色)/? アイヌ文化を特徴付づけるモノ(アイヌ文化にあって和人社会にないモノ/アイヌの人々が大好きなモノ/本来とは違う使い方をされたモノ)/? アイヌ文化の変容(コシャマインの戦いとそれ以後/シャクシャインの戦いとそれ以後/クナシリ・メナシの戦いとそれ以後)/エピローグ―民族共生への道

関根 達人[セキネ タツヒト]
1965年 埼玉県春日部市生まれ 1989年 東北大学文学部卒業 現在 弘前大学大学院地域社会研究科教授(併任) 弘前大学人文学部北日本考古学研究センター長(併任) ※2014年10月現在【主な編著書】『週刊日本の歴史49号(旧石器・縄文)』(朝日新聞出版 2014年 責任編集)、『松前の墓石から見た近世日本』(北海道出版企画センター 2012年 編共著)、『北方社会史の視座』1巻(清文堂 2007年 共編著)

内容説明

アイヌの刀はなぜ切れなくてもよいのか。彼らはどうして交易に貨幣を使わなかったのか―。平安時代の和鏡から軍服用の米国製金ボタンにいたる「モノ資料」を取り上げ、文字を持たなかったアイヌ文化の歴史に迫る。

目次

プロローグ アイヌ文化とは何か?
1 日本史とアイヌ史(北方史の中のアイヌ;アイヌ史の登場;見えてきた本州のアイヌの実像)
2 アイヌ文化の形成(アイヌ文化の成立時期とその歴史的背景;初期アイヌ文化見られる大陸的要素;アイヌ文化の特色)
3 アイヌ文化を特徴づけるモノ(アイヌ文化にあって和人文化にないモノ;アイヌの人々が大好きなモノ;本来とは違う使い方をされたモノ)
4 アイヌ文化の変容(コシャマインの戦いとそれ以後;シャクシャインの戦いとそれ以後;クナシリ・メナシの戦いとそれ以後)
エピローグ 民族共生への道

著者等紹介

関根達人[セキネタツヒト]
1965年埼玉県に生まれる。1992年東北大学大学院文学研究科博士後期3年の課程中退。現在、弘前大学教授(人文社会・教育学系)。弘前大学北日本考古学研究センター長。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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軍縮地球市民shinshin

11
考古学者による古代・中世・近世のアイヌ通史といった感じの一般書。特に古代中世は北方領域は古文書がほぼ残されていないので、考古学の成果は歴史解明の重要な参考資料になる。著者の博士論文を一般向けにやさしく書き直したものだという。ただし著者の政治思想が、この研究にどう影響を与えているのか、与えているのならば解釈にバイアスが掛かっていないのか、ちと疑問。著者は「エピローグ」で、「北海道のアイヌが抱える問題と沖縄の基地問題は、元をたどれば日本の内国化に起因する問題」2019/06/05

aoto

1
ある種学術的な読み方のできる一冊。出土した埋葬品や道具を柱にアイヌ文化史を辿る。ソースとなる資料がはっきり書かれている点でも信頼できる。どちらかというと、近代よりは大昔の情報が多く、本土との関係性が掴みやすいのが特徴。切れなくてもいい刀の理由という風に、独特の視点で考察される論が面白い。が、資料としては使いづらい。2022/09/29

近藤こたつ

0
著者の博士論文をベースに一般向けに書き直されたもの。これまでどちらかというと文献史学に触れてきた身としては、文書からは読みとけない、モノ資料からの情報の大切さを教えられた気分。古文書も大事だし文字資料が好きだけど、文字資料は嘘をつくこともできる。モノが全てを正しく教えてくれるわけではないけど、考古学、ちゃんとやるのも必要。2022/12/18

偽教授

0
パラ読み2019/10/18

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