歴史と古典
太平記を読む

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  • サイズ B6判/ページ数 280p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784642071550
  • NDC分類 913.435
  • Cコード C1321

内容説明

南北朝内乱という未曾有の事件を描いた『太平記』。繰り返される合戦、跳梁跋扈する妖怪、王権の証となる宝物の行方、秩序の回復を模索する仏教界。東アジア世界も視野に収め、変革の時代のダイナミズムに迫る。

目次

太平記とその時代(太平記は「史学に益なし」なのか;太平記の幕開け;建武新政と二条河原落書;太平記後半部の混沌)
1 人と合戦(公家社会と太平記;武家政権の再生と太平記;太平記にみる内乱期の合戦)
2 太平記を支える思想(仏教と太平記;太平記、宋学、尊皇思想;東アジア世界のなかの太平記;太平記と予兆―怪異・妖怪・怪談)
3 軍記太平記の歴史的位置(太平記的なるもの―前太平記と太平記;軍記の転換点としての太平記)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

浅香山三郎

5
少しずつ読んでやつと読了。歴史、文学の両面から『太平記』の世界を分析する。『太平記』自体ちやんと読まねばならぬのだが、その物語世界を把握する上で勉強になつた。文学については不勉強な部分が多くて、Ⅲ章の「軍記太平記の歴史的位置」の諸論文は面白く読んだ。2016/03/14

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