出版社内容情報
十六世紀前半の石(いわ)見(み)銀山の発見と開発は、日本経済はもとより、世界史上の東アジア貿易や国際関係にどのような影響を与えたのか。銀の支配と流通の視点から、毛利・大友氏ら西国大名の貿易・外交や、織豊政権の物流など政治・経済の変化を活写する。戦国乱世から徳川政権誕生へと続く“天下取り”の時代を、激動する東アジア世界の中に位置づける。
内容説明
十六世紀前半の石見銀山の開発を契機に日本経済や東アジア貿易、国際関係は激変した。銀の支配と流通から、西国大名の貿易や織豊政権の物流などを活写。戦国から天下統一へ激動する日本を、東アジア世界に位置づける。
目次
シルバーラッシュと東アジア世界―プロローグ
石見銀山の発見と開発―一五二〇年代~四〇年代(石見銀山の発見と開発;日本銀の海外流出;中国商人・ヨーロッパ人の日本進出)
戦国大名と銀―一五五〇年代~八〇年代前半(東アジア世界の動きと銀の国内流通;大名権力と銀;西国大名の外交・貿易;織田信長と金銀・米)
豊臣政権と銀―一五八〇年代後半~九〇年代(豊臣政権の誕生と物流・貿易の変化;天下人と大名;第一次朝鮮出兵と講和・休戦期;第二次朝鮮出兵と政権末期の情勢)
徳川政権の誕生と銀―エピローグ
著者等紹介
本多博之[ホンダヒロユキ]
1960年、広島市に生まれる。1989年、広島大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。福岡市博物館学芸員・安田女子大学助教授・県立広島大学助教授等を経て、広島大学大学院文学研究科教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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