歴史文化ライブラリー
大江戸飼い鳥草紙―江戸のペットブーム

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  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642056083
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0320

出版社内容情報

☆読売新聞 2月19日(日)の読書欄にて紹介されました。
評者:白幡洋三郎氏(日文研教授)
☆中日(東京)新聞 2月19日(日)の読書欄にて紹介されました。
この人この本 細川博昭さん(著述家)

内容説明

江戸時代、空前の小鳥ブームが起こった。癒しを求めて鳥を飼う人、それを商う人、生態を研究した人や図譜を残した人…。滝沢馬琴の日記に今と変わらぬ愛鳥家の姿を探り、飼い鳥文化と当時のペットブームの実態を描く。

目次

江戸の人々に愛された「飼い鳥」―プロローグ(江戸のペットブーム;滝沢馬琴)
滝沢馬琴と鳥との関係(馬琴の生きた時代とその日記;『馬琴日記』の鳥に関する記述;馬琴と彼の鳥)
江戸の人々はどのように鳥を愛したか(江戸時代以前の人と鳥との関わり;鳥の入手方法と飼われていた鳥たち;小鳥の飼育文化;江戸の人々が飼い鳥に見いだした楽しみ)
鳥の飼育書と図譜(鳥の飼育書と解説書;馬琴が作った鳥類図鑑)
江戸の人々と動物(江戸時代の人と動物との関わり;江戸城で飼われていた鳥)

著者等紹介

細川博昭[ホソカワヒロアキ]
1961年、岩手県に生まれる。1984年、上智大学理工学部物理学科卒業。1996年より飼鳥史の研究を始める。支倉槇人の筆名で科学・最新メディア系の著述家・編集者としても活動しており、『ニフティサーブの上手な使い方教えます』『よくわかる情報通信ネットワーク』など十数点の著作がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキココナツ

3
★★★★☆ 人々の鳥への愛は、江戸時代だろうが21世紀だろうが変わらない。すらすら読めちゃうので、鳥クラスタはぜひどうぞ。いろいろ同じでいろいろ違っておもしろいです。多種多様な鳥籠が紹介されている頁は垂涎ものでした。2009/12/05

150betty

0
(☆4)江戸時代の作家、馬琴が鳥好きだったそうで馬琴の残した本をベースにして江戸時代のペット事情、主に鳥に関してを開陳する本。糞詰まりにはボレーがいいとか、江戸時代から飼育してる鳥にボレー食わせてたのね。当然江戸時代にも手乗りの鳥はいて、当たり前のようにやっぱり踏まれて死んでたり、酒粕を食べさせて死なせたりもしてたらしい。2014/11/02

たてかけ

0
親切で解りやすく、面白い。2012/03/07

liebe_florelle

0
残念ながら私が求めていた系統の本ではなかった。ていうかタイトルをきちんと確認しなかった私のミス。きちんと見てたら別系統だと気付けた。でも面白かった。滝沢馬琴の日記から始まって当時の鳥をとりまく事情とか色々へーって要素があった。2021/12/31

okimine_yuiki

0
曲亭馬琴目当てで読んだが、鳥目当てで再読。最後の方に載っていた、平安貴族の文化から江戸庶民の文化になるまでの、室町時代にあっただろう過渡期の仮説が興味深い。名称の統一っていう概念はなかった。確かに野鳥なら地域ごとに違う名前で呼ばれていたと考えるのが自然だ。鳥かごの記述も興味深い。百羽もどうやって飼うんだと思っていたが、出来そうかな?あと馬琴先生は娘婿に何か描かせていたと何かの本で読んだ(つまり凄くうっすらとした)記憶しかなかったので、ちゃんと鳥の図鑑が完成していたとは初めて知った。完成していて良かった~~2021/05/16

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