内容説明
川を遡るサケを下流で取り尽せば、産卵できずに絶滅してしまう。川という資源を共同で管理・利用する制度=コモンズは、どう発展してきたか。現代における公共性や環境破壊の問題解決にもヒントを与える環境民俗誌。
目次
川は誰のものか?―プロローグ
川と人々のつきあい
共的資源―コモンズとしての川
近世のコモンズの歴史
コモンズと近代国家
コモンズの現代的変容
川は「みんな」のものである―エピローグ
著者等紹介
菅豊[スガユタカ]
1963年、長崎市に生まれる。1991年、筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科中退。東京大学東洋文化研究所助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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