出版社内容情報
戦国群雄中最も深謀に富んだ名将。失政の父を廃して自立し、信濃を経略して、しばしば謙信と角逐し、北条・今川の両氏を畏縮せしめた。更に信長と雌雄を決すべく大挙上洛の途上、家康を三方ヶ原に破った直後に陣歿した。本書はこの豪雄活気に満ちた生涯に合わせて、特にその戦力基盤、すなわちその領国制をも解明した労作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
30
稀代の名将だとは思いますが、甲斐・信濃という山間の勢力が分散しやすく小勢力でも守りやすい土地の収奪に人生の多くを費やさざるを得なかったのが地方勢力以上になれなかった原因かなと思います。軍事よりも民政にみるべきものがあるように感じました。2023/02/10
umeko
13
歴史小説やドラマからは見えてきづらい、権力構造・軍法・民政などの章が興味深かった。2018/08/13
多読多量連投が日課だった
0
上杉謙信と対になる戦国武将。しかも国力軍力上げるのに長けてるが途中で死んだ感じのひと。2017/06/27
だいち
0
これもムズい。歴史背景を知らないと読みにくい。2018/07/27