感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MUNEKAZ
14
もとは1959年の発刊。伊達氏研究の泰斗による一冊だけあって、政宗の生涯、人となりをバランスよく記述している。久しぶりに通読してみて思ったのだが、政宗の前半生における領土の急拡大の要因として、家中の安定が大きいのではないかなと。稙宗・晴宗・輝宗と代々親子不和による内乱や、家臣の反乱が絶えなかったのに対し、輝宗・政宗間の円滑な継承や家臣の内応の少なさは印象に残る(まぁ弟は粛清してるけどね…)。幕藩体制下においても、藩内の新たな家格の創出に努めており、すぐれた組織者でもあったことがうかがえる。
月並
1
政宗についての本を読んだことがないなと思っていたので、ざっくり概要が知れて良かったです。2017/07/15
多読多量連投が日課だった
0
信長の忍びの人ほどじゃないが、ま、それなりには。2017/06/28
rbyawa
0
f203、伊達家というのはそれなりに名前を聞くことはあるものの伊達政宗くらいしか知らない、と思っていたら、どうもそれで構わないみたいですね、この政宗さんの生涯がかなり細かいところまで語られている体裁なんですが「家格の変化」というものがおかげでだいぶわかりやすい。そもそも権力の中枢に食らい込んだのもあくまでも個人の資質だとか(まあ藤原氏の血筋だし名前聞くことが皆無でもないものの続かない)。豊臣秀吉とのなんとも妙な攻防f面白かったんですが、正直地元の一揆衆にしてた支援などの意味はわからなかったかな、難しいねw2015/09/12