出版社内容情報
近年の日本の労働市場について、賃金、労働時間、就業形態などから労働法制の効果まで、幅広いトピックスを取り上げ、現実を明快に解説することで理論の理解へと導く労働経済学の入門テキスト。
内容説明
リストラ、フリーター、転職…。激変する労働環境の実態とそれが持つ意味を、労働経済学者がわかりやすく語る。賃金、就業形態、労働時間から解雇規制までを幅広く取り上げ、これから働く人、いま働いている人に、将来を見通す視点を提供する。
目次
1 日本経済と労働市場
2 日本の雇用システム
3 賃金の決め方
4 労働時間の経済学
5 就業形態の多様化
6 失業
7 労働市場の流動化
8 労働法制と労働市場
著者等紹介
大橋勇雄[オオハシイサオ]
1945年生まれ。1968年、名古屋大学経済学部卒業。1973年、名古屋大学大学院経済学研究科博士課程修了。1979年、経済学博士。おもな職歴、1973年、名古屋大学経済学部助手。1975年、名古屋市立大学経済学部講師。1980年、筑波大学社会工学系助教授。1990年、名古屋大学経済学部教授。現職、一橋大学大学院経済学研究科教授
中村二朗[ナカムラジロウ]
1952年生まれ。1976年、慶応義塾大学商学部卒業。1978年、慶応義塾大学大学院商学研究科修士課程修了(商学修士)。おもな職歴、1979年、京都大学経済学研究所助手。1985年、武蔵大学経済学部専任講師、助教授。1991年、東京都立大学経済学部助教授。現職、東京都立大学経済学部教授
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